シュメール文明の遺物に見られるデザインについて あれは空想の産物なのか? 

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シュメール人の遺した 壁画 レリーフ のデザインって・・・いったい何だろう? という話

僕はシュメール人たちが遺したとされる 壁画というかレリーフの写真を鑑賞するのがとっても好きです。おそらく世界中を見渡せば、僕と同じように、古代人の遺した遺物を見ることが好きな方は大勢いることでしょう。

なぜ、それを観るのが好きかって?

それは、一口で言えば「ロマンがある」からであり、「どうしてこんなデザインなんだろうか?」 とか、「これは何を意味しているのか?」とかね、「なんの目的があって創ったんだろう?」とか、そういうことを鑑賞しながら考えるのが楽しいのですよ。

 

んー、それ分かるなー

私も好きだよー(笑)

なんか不思議な感じするもんねー。

というわけで、レリーフ のデザインについて考えてみます。何はともあれ、実際の写真がないと始まらないので、画像を交えながら空想というか、妄想を膨らませてみましょうw

なぜ人間に羽がある? それに何でハンドバッグを持っている? んで、その中身は? 考え出すとキリがないシュメールの遺物のデザイン

最初にお断りしておきますが、この話には結論はありません。(笑) おそらく、あなたはシュメール文明、文化についてたくさんの仮説を知っているはずです。

曰く、アヌンナキ伝説であるとか、聖書の元ネタはメソポタミアにあるとか、その他もろもろ・・・

とりあえず、そういった知識はいったん置いといて、遺物の見た目に限って話しましょう。まずは以下の写真。

 

これ、正式名称はなんて呼ぶのでしょうか? ちょっと名前は分からないのですが、かなり有名なモノであることは確かですね。

これってアカデミズムにおいては、どう解釈されてるのでしょうか? おそらく古代人の想像の産物とみなされているはずなのですが・・・

とりあえず、僕が見たままを書くと、両手首にブレスレット様のものを付けています。腕時計かなにかか?(笑)同じデザインのようにも見えますが、ひょっとして「菊花文様」といって、日本皇室のシンボルマークと同様のものかもしれません。

頭には王冠のようなものを被り、耳にはイヤリング、もしくはピアス状のアクセサリーを付けているようです。

右手には、何かモノを掴んでいます。この物体の形状と文様から推測すると、なにか果物のように見えますね。ひょっとしたら「松ぼっくり」かもしれない(笑)かなりデカいですいけどねw

なんで「松ぼっくり」かというと・・・中東では「レバノン杉」とか言って、この巨木が建築素材として使われていたからですね。聖書にも記述があるのですよ。

 

 

さて、一番現実離れしていると思われるのが、背中にくっついた「羽」です。これはいったい何? 装身具にしてはずいぶん大きなモノであり、椅子に座ることを考えるとかなり邪魔なものではないかと思われます。

あと、左手には謎のハンドバッグ。以上、述べたデザインというのは、なにもコレだけではなくて、ほかのレリーフにも繰り返し表現されているわけで、いわばこの時代のレリーフ全体に共通するモチーフなんですね。

まあ、空想の産物というように片付けてしまうのが一番、簡単で無難な解釈なわけですが、僕はどうにも腑に落ちない。

これは空想により考え出されたデザインではなくて、なにか元となるモノが実際に目の前に存在したのではないか? と思うのですよ。

 

おっさん、ちょっと待った!!

それは飛躍しすぎじゃないか?

たとえば当時のシュメール人たちに、古代から伝わる伝説とかがあって、それを基にイメージをふくらませてデザインを考えたってことも考えられるだろ?

口伝えとか、ちゃんとした文献があったのかもしれないし、「レリーフの創作者が実際に目にしたモノ」とは限らないぞ。

 

ふーん、確かにそういう風にも考えられる。でもね・・・やっぱりこのデザインの起源について考えると、たとえそれが古の伝説であったとしても、「まったくの無からはこういったデザインは生まれない」 というのが僕の考えなわけで。

たとえば「人の空想」ということについて考えてみましょう。なにも情報がない場合、どうやってイメージを現実化するか?

そこにはまず「言葉」がなくてはならない。ヒトは言葉があって初めてモノをイメージできると思うのです。なので少なくとも、このレリーフに描かれた人物に関しては、まず説明書きのような言葉があったはず。

それはおそらく「彼の姿を実際に目にした人が書いた」ものではなかったか?

常識的な人から見れば、かなり突拍子もない考えであることは重々承知していますけれども、控えめに言って、レリーフの作者は 「どこかからデザインの元となる情報を仕入れていた」 のは確実ではないでしょうか。

繰り返しになりますが、言葉もないまったくの無からは何もイメージできません。彼らレリーフの作者は明らかに「何か」を知っていた。

それは何か? つづく

エジプトの遺産にも見られる動物の頭を持つ人間

さて、シュメール・・・というか広義に「メソポタミア」と呼ばれる地域に残された遺品にはさらに強烈なイメージを与えるレリーフがあります。

 

シュメール 鳥人間</ a>

 

全体の構図は、先に挙げたものと酷似していますが、頭の部分が「鷲」のようになっています。なぜヘッド部分だけ鷲のような顔になっているのでしょうか?

このようなモティーフ、発想はエジプトに遺された壁画にもありますね。犬とか・・・もちろん鳥頭もいます。

広い意味での文化圏として、世界地図を考えると、現在のイラクを中心に見て、お隣のイラン、トルコ、エジプト、イスラエル、んで、海を挟んでのギリシャなどは同じ地域に見えるわけで、同じようなモティーフが見られるからと言っても、さして驚きではありません。

遠い過去にも人々の往来は確実にあったのであり、同じような伝説を共有していたと思えます。それぞれの文明の時系列的流れというのは、遺物の年代測定などで明らかにはされつつありますけれども、(僕自身は年代測定については完全には信用していない) 僕には、これら遺物には「何か普遍的要素」があるように思えてしょうがないのです。

上手く表現できないのだけれど、人類の記憶としての「あるストーリー」が現実としてあったのではないか?

こういった系のトンデモ話は、言語を問わず世界中に無数に存在していることはよく知っています。たんなる妄想話ではあるけれども、古代の人々についてはよく分かっていないことがあるのも事実。

現代科学によるエビデンスがないからといって、古代人の遺した遺物がすべて「空想の産物」だと切り捨てるのはどうかと思うのだが・・・

追記 「謎のハンドバック」と、まるで「天使のような羽を持つ人物」に関する考察のいろいろ

まあ、参考情報として・・・知ってる人は知ってる動画チャンネル SHINGEN についてですw

彼は「ソッチ系」ではかなり有名なんじゃないかと思いますね。ソッチ系ってのは、まあ、オカルト系に関する話題全般だと思ってもらっていいのですが、その彼の動画でですね、上で僕が注目したレリーフに見られるモティーフについて、シリーズで語ってる動画があるんですよ。

それがコレ↓

一応、この動画はシリーズの最後という位置付けらしいのですが、なかなか興味深い考察がされてると感じます。

ホントに興味の尽きない話題ですねw 引き続き注目していきたいと思います。知らなかった人は是非チェックすることをおすすめしますよw

追記です 謎のレリーフデザイン 右手に持つ「松ぼっくり状の物体」・・・これはもしかして「松果体」を表している?

さて、この記事で取り上げている「似たようなポーズをとる人物像」

その人物が右手にかざすように掴んでいる「松ぼっくりかパイナップルのような物体」についてですが、実はコレ・・・人間の第三の目ともいわれる松果体を象徴しているのではないか?

 

 

この説・・・まあ、僕の妄想でもあるのですが、何か重要な意味があると思うのですね。繰り返し表現されるモノ、コトというのは古代においても、また現代においても「絶対に外せない重要な事柄を表している」と考えるのが普通ではないか?

サイズ的には、この「松ぼっくり状物体」というのは、身長2メートルぐらいまでのヒトにしては「デカすぎる」わけですが、コレを松果体として考えると奇妙な関連が見えてくるのですよ。

つづく

 

参考動画

 

 

 

 

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