知力を高める最善の方法は、両極にあるベストな意見に耳を傾けること
さて、きょうは ”知力” についての話です。きっかけは上の見出しにある言葉です。
これは ニュースピックス
知力を高める最善の方法は、両極にあるベストな意見に耳を傾けること。異なる立場からの、ハイクオリティーな言論を紹介することで、ぜひ新しい知的空間を創りたいと思います。
上の引用は ”経営学は経営の役に立つのか 第1回” という記事中にある佐々木氏のコメントです。
”知力を高める最善の方法” これをキーワードとして検索した結果、もっとも参考になると思われた記事が以下のリンクです。
このリンクは 竹内薫 という方の本の抜粋です。一部読めない箇所がありますが、それでも要点は理解できる。
対比するということ
知力、知恵 をつける最善の方法は対比すること。キーワードは ”対比” です。
妙な偶然かもしれませんが、佐々木氏も竹内氏も同じことを言っている。
良いものが “良い” と判断できるためには、悪いものを知っている必要があります。逆も然り。
つまり両極端の考え、意見を対比させることにより、その差異が際立ってきて、その結果、良い悪いの分別がつくようになる。 「なぜ良いのか?」 「なぜ悪いのか?」 といった評価の理由が理解できるようになる。
これが ”正しい判断ができる知力を身に付けるための最善の方法” だと言っています。
たしかに、”たくさんの事例を知ること、いろいろ知ってる” といったことは判断することにおいて役に立ちます。
”読書が良い” というのも同じ理屈からだと思います。
さて ”対比” 以外に、もうひとつ付け加えたい要素があります、残念ながら僕の見解ではありません。それは ”見方、感想” です。
ちきりん のいう思考とは?
僕がつべこべ言うよりも、彼女の意見を読まれたほうがずっと良い。
ちきりん は、ここで分析と思考の違いについて述べています。
僕にとっては ”目の覚めるような” 記事でありました。最後に ちきりん の印象に残る一節を引用して終わります。
たとえどんなに稚拙な考えであっても、どんなにぶっとんだ考えであっても、(誰がやっても同じになる)単なる分析結果なんかより、人によって異なる「誰かの思考」の方が圧倒的におもしろいし、価値はまさにそこにあるのだと言うことです。
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