メシアンは受け付けられない・・なぜだ?
フランスの作曲家 オリヴィエ メシアン。
有名な人だ。
名前は知っていたけどまともに聴いたこともなかったのでyoutubeでさっそく聴いてみる。
ん・・
ダメだ。これは。
20秒も聴いてられん。。
我慢して聴こうと思うけど無理。耳ができてないのか、それとも感性がないのか。。
不協和音にたいする耐性は一般の音楽好き・・いわゆるポップスしか聴かないひとよりもあると思う。でもダメ。
ちゃんとチェック?したいとは思うんだけど・・なにせ曲も長いし数も多い。
有名なクラッシック曲でも長すぎて途中で断念することはしばしばある。
こんな作品 いつ聴くんだ? いつ どんな気分で鑑賞すればいいんだろう?って思う。
絵画なら一瞬で鑑賞できて理解できる。しかし音楽は時間も重要なファクターなんだよね。何分も何十分も不安に駆られるような ”響き メロディといっていいのか分からないもの” を聴いて理解しようとするには相当な忍耐が必要だ。
たまたま聴いたものが ”概念的” な音楽だったのかもしれないが、もっと具現的?といえばいいのかな?
いや、反語がわからん。。とにかくリズムっていうか、ビート?っていうのか あんまり感じ取れないし。。
唯一ハーモニーがなんか変わってて ”心地よい” と感じたものがひとつだけあった。
o sacrum convivium ??
読めないと思ったらラテン語だったね。
ホーリーナイト っていうんだそうだ。ああ、なるほど。最初の丸はなんだろ?
こういうのは好き。
グレゴリア聖歌も好きだから。っていうか調べたら原曲はグレゴリオそのものだったわ。。(← これはたぶん間違った認識だ)
しかしコードが聴き取れない。。
このホーリーナイト。
調性感はあるんだけど、いわゆるコードがつかめない。なんか変。
コンテンポラリージャズにはあるのかもしれないけど自分には未知のハーモニーのようですね。
少しだけギターで合わせてみようと試みましたが、やっぱり無理。
自分の中にある感覚ではこのハーモニーは再現できそうにないです。
まず、いわゆるベースがわからない。基音っていうんでしょうか、ハーモニーの基礎部分の連なり、流れがつかめない。
なんかすっごい低い部分に流れてるような気がする。もしかして差音?(違うわ)
バロック音楽とも違うような気がします。
バッハを聴いてる耳を基準としても、ちょっと分かりにくいんじゃないかという。。
んーよく考えたら音楽史でいうとグレゴリアが古くてバロックはそのあとだからね。バロックとは明らかに違う。
あー大事なこと忘れてた。。
そもそもグレゴリア聖歌は単旋律だったと思うのだけど・・
それをメシアンがリハーモナイズしたっていうわけか? いや・・違う。
詩?が先にあっていろんな作曲家がその詩に曲をつけている模様。僕が取り上げてるのはメシアンが作曲した讃美歌でないか?つまり素材の詩はずーっと昔からある。それを いわばカバー?してるってわけか。
ここで資料発見。
これだ!!
まさしくコレ。
4声のハーモニー。一応バス部がある。キーというか調号はシャープ6個でFシャープか。
一番最初のハーモニーは ただの Fmaj7 だと思うんですが、なんか響きが違うように感じます。気のせいか?ん、気のせいだ。確かにギターで響きを再現できた。最初だけだけど。。
コードって一口でいっても実際の音の重ね方で響きはずいぶん変わりますからね。コードの基音もF#で間違いないです。
なんでこれが聴き取れなかったんだろ?情けない。。
しかし これ興味深いです。
今はモードがなんなのかさっぱり分からんし、ダイアトニックだけじゃないことは聴いてわかる。
これは今だったら転調というべきか?
そもそも原曲がつくられた当時は転調などという概念?はなかったはず。なんか不思議だなあ。
本格的に?ハーモニー書き出してみて自分なりに理解したいと思ってる。
O sacrum conviviumとは?
ちなみに同じ曲名で違うメロディーの讃美歌ヴァージョンはたくさんある。WIKIの英語版で作曲家リストが見れる。その中にもちろんメシアンの名前もありました。
どれも美しい曲なのは言うまでもない。
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