儲かりゃ何でもやる会社
メディアで DMM という企業について、インタビューが載ってたので読んでみました。
相手は やまもといちろう 。まあ、隊長?のブログとかたまに見てたけど、おもしろいと言えばおもしろい。やや読みづらい、分かりづらい書き方するんだけどね。
ネタ元記事は以下のリンクから。
DMMの公式サイトで公開されてますね。
DMMはアダルト会社なのか?
もともとビデオレンタル店が出発点のようなので、これはそういう路線できたものでしょう。
無修正?はカウンターの奥からこっそり・・なんていうのが多かった。いまはもうないと思うけど。
AV産業へのきっかけというのは、やっぱり未来予測からだったんですね。
”このままいけばレンタルビジネスはなくなる。だから製作側に回ろう。”
これが動機だったらしい。
インタビューを読む限りでは、AV製作会社に作らせて、版権(著作権ビジネス)を自社が持つ。それで製作した作品を売るわけですが、ここで ”置き薬方式” を採用する。
自分では販売網を持たないので、販売店舗に、とにかく置かせてくれと。んで、売れた分だけ支払ってくれれば良いと。
販売店は売れ残りリスクがありませんから、まあ置いてやるという感じでしょうかね。けっこう泥臭い仕事です。この方式はいずれPOSシステムに変わります。もちろん設備費用はDMM持ちで。
こうすれば販売店と強いつながりをつくれるし、商品管理も無駄がなくなります。
肝心のAVコンテンツの目利きは社長自身が行っていたらしい。(笑)観ないらしいけど、かなりセンス?があるようです。
かなり昔のイメージがあるけれども、DVDとか流行る前、VHSとかの時代には町中にレンタルビデオがありましたよね。レンタルとセルビデオ、そういう時代変化のなかで大きく成長したことが分かります。
自分の身近なところから幸せにしよう
インタビュー連載を読み進めると、社長のヴィジョンについて語ってるくだりがあります。
ここはとても興味深い。
もともと僕は単にいろんな事をやったりお金が欲しくて仕事を始めたんです。まあ、そのあと家族ができれば家族を食わせるために、社員がいたら社員も守らな きゃってなるじゃないですか。そうなってくると、社員を守るために社会ともちゃんとやっていかなきゃいけないとなる・・。結局なにかっていうと、「社会の ために」ってところから仕事を始めてないんです。「自分の身近なところから幸せにしよう」という流れなんで、世間に誇らしく言えるようなビジョンがあまり ない。
もう、そのまんまですね。
どこぞの企業のお偉いさんがいうような言葉じゃない。いやバカにしてるんじゃないです。むしろ飾らない、とても共感できる言葉だ。
ふつーはもっと偉そうな立派なことを言うんです。意識高い系の。こういうヤツは大学生にもよくいるんです。慶応とかそういった当たりの連中。
それに比べたら、やっぱり経験の重さ?っていうか叩き上げの商売人っていうか、言葉に重みを感じます。
個人的にはAV産業ってのは ”微妙で複雑な感情” がありますけれども善い悪いはべつとして、将来予測にしたがって ”ナニが売れるか?” ”もっと稼ぐにはどうすればいいか?” とかいう嗅覚にはおおいに興味をそそられる人です。
インタビュー連載はまだ続くようなので注目したいですね。
おわり。
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