認知革命とは? 「世界は 虚構 フィクションである」 ヒトはイメージすることで世界を統べるものとなった

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認知革命について考えてみよう ヒトを劇的に変えた「イメージする力」

今回のテーマは「認知革命」 です。「はて、なんじゃ そりゃ?」という方もいるとは思いますが、まずは理解するために簡単な資料を挙げましょう。

きっかけは一冊の本。

 

 

んで、もうひとつは以下の動画。上に挙げた本の要約・・・解説と言っていいのかは分かりませんが、それらは動画サイトにたくさんあります。

 

【サピエンス全史】1200万部突破の世界的ベストセラーを世界一わかりやすく解説〜上巻〜

 

まあ、取っ付きやすさから選んだのが上。おなじみ オリラジのあっちゃんが熱く解説してますw このホモサピエンス全史の解説は、全部で上中下と三つあるようですが、ここでは上巻を取り上げています。

理由は、地球全史においてサピエンス種が最初に地球の覇者となった理由について語っているからです。んで、その理由というのが、現代においても有効に作用している「現実」があるからです。

曰く、貨幣の意味、国家概念、宗教などなど、これらすべてを無からイメージすることによって生み出し、それがあたかも真実・・・目の前にある現実として受け入れることによって我々は発展、進化してきた・・・

正直に告白しますと、僕はこの 「サピエンス全史」・・・読むつもりは全然ありません。なぜなら、いわゆる「人類の進化」というものをまったく信じていないからです。こうしてエッセンスだけを動画などの要約から知るだけで充分だと思うのですね。

人は「学識のある人物の説」というのを信じやすい。いわゆる肩書、学歴などです。そして、その方が有名であればあるほど信じやすい。また他の著名な方が絶賛、賛同すればするほど、その方を信用し、信頼も厚くなっていきます。

だけど僕は信じない。

ヒトのイメージする力 イメージを共有することによって何が起こるのか?

この本でもっとも魅力的、かつ有力な説というのは・・・それはイメージする力です。

虚構、フィクション、あるストーリーを創る能力とでもいうのでしょうか、それらの能力でもって大きな共同体を運営できるようになったのが現代社会というわけです。

学校で習った通り(笑) 最初は家族単位の小さなコミュニティが、やがて共通のイメージを共有することにより村となる。

それが集まってやがて都市国家となり、宗教でもって国家・・帝国を経営するようになる。そこには必ず「実在はしないが、皆が信じ得るイメージがあった」というのがポイントではないか。

ただし、重要なことは、

「なぜサピエンスは空想をすることができるようになったのか?」

これがいまだに謎であるらしのですよ。(笑)

一番の謎 なぜ虚構の世界を創ることができるようになったのか?

とにかく僕らは空想をすることができる。自分が知りえたこと、経験、などを通して、新たに虚構のフィクションを創ることができる。

しかし、この能力が、人類誕生からして、どのようにして発生したのかが分からない(笑)

ゆっくりした変化だったのか、あるいは急激な変化だったのかは分からないけれども、ある時点でヒトはいろいろな概念・・・つまりイメージを共有することができるようになった。

僕的には、そこには確実に「言葉」があったと思うのですが、確かに古代の遺跡などには多くのイメージが残されている。

それは多くは自然信仰であり、太陽であるとか、あるいは木であったり、巨石であったり、猛獣だったりする。日々の生活の中で目にする多くのモノからインスピレーションを受けて、

なぜかは分からないけれども、そこに意味を見出した。

それらはアニミズムという言葉で解釈されています。

 

まあ、上で述べてきた、いわゆる人類史というのは、ほぼ通説であるので、ほとんどの人にとって受け入れるのは容易いと思われます。

 

ただ、これらの通説には必ずと言っていいほど、「古代人は未開で迷信深く、思考力のないバカだった」という考えが透けて見えるのですよ。

 

これらの通説は本当なのか? どこに証拠がある? なぜ古代人は今の自分より知性の劣る人種だと考えるのか?

 

それはたぶん・・・古代人の知性を証明する遺物が発見されてないからだよ。

誰が見ても、ぐうの音も出ないような。

 

んー、目の前に信じられないような規模の遺跡があっても 「アイツらは無知でバカだ」 と考えるんだよなぁ。

僕には、逆にこの サピエンス全史 そのものが「空想の産物」のように感じる。

なぜかは分からないが、突然イメージする能力を獲得したところから始まる進化の歴史・・・「始まりが謎」ってところがどうにも納得がいきません。

いったい何があった?

ヒトは虚構システムを作り上げることによって人を治めてきたってところは分かるんだけど。結構、納得できる部分はある。

あなたは ホモサピエンス全史 すべて信じることができますか?

追記 進化論への誤解

さて、ここで論じている サピエンス全史。いったいここでは進化論はどう論じられているのでしょうか?

詳しく読み込まないと判断できないわけですが、ざっと 「あっちゃん」 の解説ボードを見る限りにおいては、これまでの通説と大きな違いはないように見受けられます。

地球ができたのが、およそ46億年前。そこから原始生命が誕生し、次第に複雑な生命体が創られていきます。

ある時点で人類の祖が誕生し、それが枝分かれして、あるものは猿に、あるものはチンパンジー、あるものはネアンデルタール人・・・というように細分化され、それらが共存していくわけです。

決して一本の線上に猿とヒトがつながっているのではなくて、それぞれが別の種として生まれたが、それらは交配しつつ、新しい人種となって繁殖するわけです。

ポイントは一本の線ではなくて、複線で考えるところだと個人的には解釈してますが。

 

ちょっと待って!

サルとヒトは交配できるの?(驚)

 

いえ、それはできない。(たぶん・・・僕もよくわからない)しかし、ネアンデルタール人といわれる種とは、交配してきた証拠があるようです。つまり、現代でも見られる「異種混合」ハイブリッドですね。

現代人は旧人の遺伝子をわずかながら持っている。

つまり、別の種として生まれた現生人類と旧人は、ある時代には共存していた。

それが、なぜか腕力や脳容積では劣っていたサピエンスがネアンデルタール人のような旧人を駆逐し、世界を支配するようになる。

それをもたらしたチカラが、「想像力」 というわけ。虚構の世界を構築する能力というわけです。

以上、認知革命について書いてきましたが、僕自身は「サピエンス全史」について、まったく懐疑的であり、全面的に信用はしていません。

やっぱり、現生人類の発生の経緯というのが、いまだに不明であるからです。

虚構世界を構築する能力のおかげで世界を統べることができた・・・この説はとても説得力はあるけれど、本当に世界のすべては虚構なんだろうか?

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