ギターが最初からうまい奴なんていない! 僕とギターの最初の出会いはFコードだった
おっさん、なんだよ?
きょうは昔話かよ? (笑)
そうです。今回は 「僕とギターの最初の出会い話」 ですw
人は何事に対しても「最初の出会い」というのはあります。今回は 「最近、ギターにちょっと興味あるんだけど・・」 という方に向けて、僕の体験談を書きます。
ふむ、おっさんの体験談か。。
あんまり興味ねーなw
まあ、とりあえず書いてみなよ
ギターとの最初の出会い それは姉からの質問がきっかけだった
なあ? アンタ、ちょっとコレ押さえてみて?
これ、押さえられるか?
これが、僕とギターを結ぶ最初のきっかけでした。
姉の問いかけっていうのは、つまり、「ギターのコード」 についての疑問です。
姉は、とあるシンガーソングライターに当時、夢中でして、ソングブックを見ながら弾き語りの練習をしていたんですね。
そこで、Fコード というものについて、「ちゃんと押さえてるつもりでも音がしっかり鳴らない」 という現象(笑)について悩んでいたのです。
だから、当時、小学生だった僕に、「やったことがない奴でも簡単にFコードが押さえられるかどうか」 確かめるために僕に問いかけをしたのです。
え? 何これ?
えーと、書いてある通りに押さえればいいんだろ?
そんなん簡単じゃん
んで、僕は姉からフォークギターを受け取って、指示通りにFコードを押さえます。
ぼそぼそぼそ。。
アレ? 音が鳴らないぞ?
これ、どうやっても無理っぽいな?
おかしいぞ?
ってな具合で、ふたりで「これはどうやら無理っぽいぞ」 みたいな話をした記憶があります。(笑)
今思えば、「そりゃ初心者には無理だわな」 と思える出来事でした。これがギターを触った最初のきっかけです。
そのときの僕の年齢は、たしか10歳、小学5年生だったと思います。まだギターなんて興味はなくて、プラモデルの方が好きで好きでしょうがなかった時期ですねw
本格的にギターを弾き始めるのは、中学生になってからです。
どうして初心者はFコードフォームをきれいに押さえることができないか?
Fコードをきれいに鳴らせない理由はいくつかあるのですが、一番大きな理由は・・・
ということなんですね。慣れてくると必要最小限の力できれいに鳴らすことができるようになります。
しかし、まったくの初心者ですと、力の入れ具合が分からずに、無駄に力んでしまって、その結果、押さえてるつもりでも、じつは正しく押さえられていないということになってしまいます。
第二の理由としては、
ということが挙げられます。
人間の指先というのは、固いものに触れていると、次第に皮が厚くなって固くなってきます。指先がコチコチになる、というように表現しますね。
こういう状態になってくると、押弦(おうげん)弦を押さえることが、とても楽になってきます。最小の力加減できれいな音を鳴らすことができるようになります。
Fコード、つまりバレーコードというのは、要は慣れなんですよ。まともに音が鳴らなくても、根気よく繰り返していると、いつの間にかきれいなサウンドを鳴らすことができるようになります・
僕自身の経験でいうと、
としか言いようがありません。
上手くなるためのコツがあるとしたら、それは物理的な反復練習しかない。
上手くできなくても、きれいに音が鳴らなくても、ひたすらなるべき音、サウンドをイメージしつつ繰り返すだけ。
そうこうしてるうちに、次第に音が明瞭になってきます。
第二の関門 B♭コードを指二本で弾く
今現在の僕のギター演奏の実力からいうと、B♭コードなんて、たくさんの押さえ方があることは分かってますw
でもね、やりはじめの頃っていうのは、1通り覚えるだけでも相当な苦労をすると思います。その中でも押さえ方を見て、目をむいたヤツがありまして、それはB♭でした。
人差し指で5弦から1弦まで弦全部をバレーして押さえる。次に、薬指をひん曲げて、3本同時に押さえる。これを第一フレットでやる。
要するに、薬指をべたーっと寝かして3本同時に押さえるんですが、この押さえ方を見た時の衝撃ったらなかったです!
「こんなん絶対無理やろ?」
これが当時の正直な感想。なので薬指を寝かす代わりに、指4本を使って押さえます。とりあえず第一フレットでは、この形でもOKなんですが、これが上の方にスライドさせていくと・・・
「フレット幅が狭すぎて指が入りきらない」 という状況になってきます。
「ヤバっ!! やっぱり寝かした方が効率がいいんやな」
ということに気が付き、チャレンジが始まります。これも最初は全然上手くできません。指が反らないというか、まったく力が入らなくて、まともにサウンドしません。
しかし、形だけ真似して繰り返すうちにきれいに音が出るようになってきます。これも、反復するうちに、自然とコツを会得してほぼ無意識的にできるようになるんです。
思い返せば、ギター演奏について、何かをクリアするために方法論を学んだこととか、「こうすれば早いよ」という近道みたいなものはなくて、ひたすら愚直に反復練習をしていた。
これってね、「はじめての自転車乗りこなし」とおんなじで、方法を学んだから乗れるようになるとかじゃなくて、「やりながら会得する」のと同じだと思います。
はじめてのギター演奏のまとめ
僕の体験からの考えなので賛同できないかも知れません。
初めてのギター演奏は、ひたすら繰り返すことで達成できる。ギター演奏について方法を考えるのはずっと後でいい。最初はきれいな音を鳴らすこと、それだけ。
曲の流れにそって、響きを変えていくコードチェンジは、最初は途切れ途切れの繰り返しになるけれども、それが普通。これを繰り返せば次第にスムーズにコードチェンジができるようになります。
滑らかな演奏をするのに有効な方法はたったひとつ。それは反復練習しかありません。攻略法、チートなんてありません。
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