レッドツエッペリン STAIRWAY TO HEAVEN 計算されたリディアンサウンドの魅力

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レッドツエッペリン 天国への階段 ギターソロに入る直前の響きについて

今回は、超マニアックなギターというか、コードの響きについてのお話です。

クラシックロックファンなら、必ず聴いたことがあるであろう「天国への階段」 アコースティックギターによるイントロ部分であるとか、お手本のようなギターソロなど、聴きどころいっぱいの名曲ですね。

今回は、その「ギターソロに入る直前」 のギターの響きについてです。

まずは、コピー動画を観てみましょう。下の動画はツエッペリンマニアだと思われる方のマルチ録音動画です。

一人ですべてのパートをプレイしているようで、かなりのマニアですねーw

動画の最初の部分、12弦ギターによる印象的なコードの響きに注目です。

 

STAIRWAY TO HEAVEN Guitar Solo Cover

 

 

Cmaj7 (add9,#11)  この響きが最高にかっこいい!!

あまり注目されることのないギターソロ導入部のコード。僕とおなじように、

「かっこいい!!」

と、感じてる方もいるかもしれませんが、一般的には軽く流されている箇所かもしれません。

小見出しに書いたコードは、僕自身が勝手に付けたコードネームですw 正確にはどう解釈すればいいのかは知りませんw

たぶん C9 かな?

この響きのでのポイントは、ずばり #11 にあります。

C音 を基準としてみると、この音は 増4度 となり、モード解釈で言うところの リディアンサウンド となっているのですね。

この楽曲のキーは Aマイナー で、モードとしてはナチュラルマイナー・・・つまり エオリアン となり、C の部分のコードスケールは C イオニアン となるはずなのですが、ここにあえてリディアンの特徴音である F# を加えることで独特な感覚を付加しています。

気付いていましたか?(笑)

そしてギターソロにスムーズに移行するように、メロディックなアルペジオでノートをつないでいるのですねー!

個人的には、この12弦アルペジオサウンドとギターソロの最初の音のつなぎ方がとっても好きです。

ジミーペイジのギターの魅力というのは、こういった「計算されたサウンド」 というのが大きな魅力だと感じるのですね。

レッドツエッペリンのライブでのフリーなギターアドリブというのは、僕にとってはあまり魅力的なものではないのですが(笑) こういったあらかじめ練られて計算されたギターアレンジというのはかなり良いものがあります。

ちなみに、上に挙げたコピー動画、かなりの完成度だと思います。ドラゴン柄がペイントされたテレキャスターを使ってるところとかw 動画の主は相当のツエッペリンマニアですよw

今から10年ほどまえに投稿された動画ですけど、これからもこの「天国への階段」に触発された若いギタリストって生まれてくるのでしょうね・・たぶんw

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