ブルーオイスターカルト The Reaper 1976 この曲の何がどこが良いか? 

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音楽におけるペダルポイント効果

音楽的技術のひとつに ペダルポイント効果 があります。簡単に言うと、同じ音、音高を持続させて鳴らすだけの技法なんですが、使い方によってはヒジョーに魅力的なサウンドになります。

 

詳しい使い方については、「ペダルポイント」 と検索すれば、たくさんサンプルが得られますし、動画サイトでも確認することができます。

ペダルポイントの実際のサウンドは、いちいち説明するまでもなく、聴いて「ああ、これか・・」 といった感じで、すでに耳にしているはずです。ロックやクラッシック音楽など、あらゆるジャンルで聴かれますからね。

とりあえず、僕が魅力的だと感じる曲を挙げましょう。

 

Blue Oyster Cult – (Don't Fear) The Reaper (Official Audio)

 

けっこう有名な曲だと思います。古いけどw

この例では、印象的なギターリフといった使い方ですね。Aマイナーの典型的な循環コードなんですが、Gの3弦の解放弦の響きを効果的に使って、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

 

このコード進行というか、アルペジオにはちょっと秘密があって、3弦のGだけではなく、4弦のD音も入っているのがポイントだと感じます。

楽曲自体は、それほど新鮮味はないと思うのですが、なぜかこのイントロの響きだけで引き込まれてしまう魅力があります。

ちなみに、僕だけかもしれませんが、この単純な繰り返しのアルペジオ、いざピックでオルタネイトピッキングで弾いてみると意外と難しい。

3弦、と4弦 の開放の響きをきれいに残しながら、コードフォームのチェンジを繰り返す形となるんですが、この「響きを残しながらのコードチェンジ」というのが、意外に難しいのですよ(笑)

まあ、トレーニング(物理的な練習量)で、なんとかなるのですけれど、慣れないとできないと思います。

 

おっさん、それは練習不足だよ。(笑)

最近、弾いてないだろ?

毎日、弾かないと確実に腕は落ちるぞ?(笑)

 

ええ、それは自覚してます。チョーキングがやけにつらくなったり(笑) 指先が痛くなってきますからね。最近は昔みたいにずーっと練習することなんかほとんどありませんから。

ギターというのは、その構造からいってペダルポイント効果を実感しやすい楽器だと言える

これはギタリストなら直観的に理解できることなのですが・・・

レギュラーチューニングは 低い方から E,A,D,G、B、E となっています。したがって、いずれかの弦を開放で鳴らしつつ、残った弦でトライアド(3和音)を作って、一人で簡単にペダルポイント効果を感じることができるのですね。

まあピアノでも同じことができるのですが、僕はどちらかというとギターの方が向いていると思います。なぜならピアノは鍵盤を離すと音が消えますからね。感覚的にはギター向きだと思うんですよ。ペダルポイントってのは。

変則チューニングを使えば、かなり凝ったことができる。

終わりに、ブルオイスターカルト のギタリストって、みんなギブソンSGモデルを使っていたと思うのですが、このサウンド かなり好みです。まあ、どうってことないハムバッキングピックアップを自然に歪ませたようなサウンドなんですけど(笑)

 

僕もこういう音すきーw

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