バンドでのドラムとパフォーマンスとしての和太鼓
僕はドラマーとしての経験というのは、まるでナイのだけれど、和太鼓パフォーマーとしての活動ならけっこうあるのですよw
は? なんだそれ?(笑)
おっさんはギタリストじゃなかったっけ?
ええ、本業といいますか、メインはギター一般なんですけど、その昔、東京に住んでた頃、某ジャズスクールで学んでいたときに 「副専攻」 ということでパーカッションを習っていたことがあるのですよ。
リズムのカウントの方法とか、ポリリズムというのでしょうかね、2と3を組み合わせたアクセントの取り方とか練習した記憶があります。
まあ、4分の4拍子で4分の3拍子でアクセントを入れながら、それを8分音符づつずらしていくとか・・・ナニ言ってるか理解できますかね?(笑) んで、8小節とかでちゃんとカウントして終わるとかw
そういう訓練を毎回授業でやるわけですw
まあ、今となってはけっこう為になってるかな? といった感じですけど。
話が脱線しちゃいましたけど(笑) 今回の記事では魅せる太鼓と、バンドでのドラマーということでパーカッション全般についての話です。
ドラムはサウンドがすべて それに対し和太鼓は魅せるアクションが一番大事
たとえば想像してみて欲しいのですが・・・
キリっと鉢巻きを締めた和太鼓奏者がですよ、ぼーっと突っ立ったまま太鼓を叩く姿を思い浮かべて欲しい。
これね、サウンドだけ聴いて上手くダイナミクスもあってリズムも良ければ 「まあ、聴ける」 んだけど、観ているぶんには全然おもろくない。
やっぱり和太鼓ってのは、大きなアクションで(オーバーアクション気味で)思いっきりぶったたく姿ってのが感動を呼び起こすんですよ。細かい技とか音なんかあまり気にしない。
汗をまき散らし、息をゼイゼイさせながら全身全霊ひたすら皮を打ち込む。これが和太鼓のだいご味というか本質なんじゃないかと思うわけ。
各地に伝わる伝統芸能としての太鼓としては、ちょっと毛色が違うかもしれないけれど、鼓童の動画貼っておきますね。
さて、一方のバンドとしてのドラム。これもいろいろあって一口には言えないのだけれど、基本的に和太鼓と大きく違うのは、椅子に座って叩くこと。この違いは大きくて、ドラムソロのパフォーマンスというのもあるにはあるけれど、椅子から立って目立つパフォーマンスをするということはめったにない。
どちらかというとアクションで魅せるというよりは、ドラムサウンド全体で聴かせるといった意味合いが強いです。でも、それはそれで聴いていて、あるいは見ていても心地よい。
ちなみに僕がやっていた和太鼓というのは、上に挙げた鼓童よりも、もっと魅せることに重点を置いた曲太鼓というパフォーマンスです。
どう違うかというと、たとえば時代劇などでよく見る 「殺陣」 のような動きを太鼓を叩く動きに取り入れているのですね(笑)
いわゆるポーズというものに、ものすごくこだわるんですよ。姿勢とかもかなりうるさくて、猫背は絶対NG。視線はお客さんに必ず向ける、なおかつ笑顔で・・・などなど。とにかくとことん観客を意識した演奏を心掛けるのです。
いや、これがですね、自分自身が恥ずかしいと思ったら、そこで負けなんですよ(笑) とことん主人公になり切ることが大切で、ちょっとでも恥じらいを見せると、観ているお客さんまで恥ずかしくなるという悪循環に陥ります(笑)
これはバンドでのライブも同じだと思うんですねー。やるなら堂々とやり切る。これが大事なのですよw
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