テンションとは和音構造の考え方のひとつだ!!

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音楽におけるテンションっていったいなんなの?

テンションでつまずく人ってけっこういるみたいですね。

テンションって使える音と使えない音があるって聞いたけど

なんか面倒くさいヤツだなーって思うんだよな

確かにそういう捉え方もあるわよね。

ひとくちにテンションって言ってもいろいろ考え方があるのよね。

え? そうなの?

ひとつの考え方の理論だけじゃダメなのかな?

ダメってわけじゃないよ。

ただ禁止事項だけ丸暗記して、それを守ってばかりいてもおもしろくないし、そもそも音の使い方って自由でしょ?

バークリーメソッドでいうところのアベイラブルノート、アボイドノートって考え方だけでテンションノートを理解するのも良いけれど、もっと視点を変えてみることも必要なんじゃないかしら。

 

音楽におけるテンションノートっていったいなんだろう?

これから音楽におけるテンションノートについて書きます。一般的な説明はWIKIにもありますし、また他の方が書いたウェブ資料などもありますから、そちらを参考にしてください。

以下の内容は私の考え方であることを理解してください。

テンションノートは和音構造の考え方のひとつであり、使ってはいけない音などというのは基本的にありません。

テンションは1オクターブ下げて考えると、コードトーンを音階的につなげる場合にかける橋のようなものであり、そのつなぐ方法は全部で7種類です。

♮9、♭9、♯9、♮11、♯11、♮13、♭13

 

テンションノート、およびテンションコードについて考える時、問題にすべきは、「テンションノートを入れたら音楽的な時間経過の中で、どういう聴こえ方がするか?」 ということだけであり、ルールなどは最初からできていたというわけじゃないです。というか後から経験的事実に対して理論的説明が行われたと考えるべきです。

音楽は時間芸術というか、音、サウンド全体が時間軸に沿って流れていく芸術であるといえます。

「理論で決まってるからこの音は使えない」というのは本末転倒であり、「聴いた感じが良くないから使わない」というのが本来のミュージシャンの姿です。

テンションノートというのも、そういう全体のサウンドの流れの中で使われる音の一つであり、テンションが使われることによって、「どんな音楽的効果がもたらされるか?」 ということに注意しないとダメです。

そんなコードあるの? という質問

その昔、あるギタリストと話をした時のことです。

僕が確か分数コードについて話したときに「そんなコードあるの?」と聞かれたことがあります。

僕はそれを聞いたとき、「コードはなんでもあり得るし、名前の付け方や呼び方なんて問題じゃない。問題はそのサウンドがどう聴こえるか?感じるか? ってことだけだよ」 と答えました。

相手が納得したかどうかは分かりませんが、基本的考え方は今でも変わっていません。

サウンドはどんな音の組み合わせでもなんでもあり得る。間違いとか正解などというものはないんです。

 

テンションを含んだサウンドというものがどういう風に聴こえて、それをプレイヤーも含めたリスナーがどう感じ取るか? ってことがすべてです。たとえ半音で音がぶつかっていてもです。

 

とはいっても実際に合わないと感じるテンションノートはある

実際にやってみると体感できますが、テンションノート、テンションコードというものはシーンによって合うものと合わないものが出てきます。

聴感の違いには個人差もあるとは思いますが、たいていの場合は半音のズレというのは濁って聴こえるはずです。

これについて説明されている良い教材がありましたので参考にしてください。というか、そもそもこんなメロディにこういうハーモニーを付けるセンスが信じられない。(笑)

まあわざとやっているわけで、分かりやすいといえば分かりやすいです。(笑)

アボイド・ノート(回避音) ①/音楽理論講座

重要なポイントについての解説も適切ですので、かなり役に立つ記事ではないかと思います。またもひとつ、オルタードテンションについて書かれたこちらの記事↓も参考になるかと思います。

オルタードテンションの不思議

書かれている内容はとても共感できるものであり、「音楽とは何か?」という哲学的ともいえる問いに通じるものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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