GARNiDELiA?
なんすっかこれ? がるにでりぃあ?
中国でバカ受けしてるらしいよ?
へー、日本人なの?
そうみたいね。
めっちゃコスプレしてるんで、パッと見はどこの人? って感じでわからないよ。
ハーフか何かかなーみたいな。
おっさんにはよう分からんなー
GARNiDELiA という音楽ユニットの極楽浄土という曲が中国でバカ受けという事実
メイリアって女の子、ちょっと気になったのでいろいろ情報を見てみました。
ある日気づいたら、異国で神になっていた。ラノベではない。リアルワールドの話だ。
まずは 極楽浄土 っていう曲、聴いてみましょう。
極楽浄土 音楽的にはなんの新鮮味もない楽曲だ!
ファンには申し訳ないけど、ちょっと僕なりに評価してみたい。
まずこの楽曲は F#ペンタトニック を基調として作られています。なので雰囲気的には日本的です。
いや日本に限らずペンタトニックの響きというのは世界中の民族音楽で見られるものなので、外国人にも分かりやすいといえば非常に分かりやすいメロディかもしれません。
別に中国人向けのメロディというわけでもないです。
そして分かりやすいペンタトニックメロディをダンスビートに合わせてアレンジしている。
音楽的に何か新しいチャレンジなのか? といわれれば 「そうではないと思う」
何度も聴きたいかといわれれば、「聴きたくない」
人気が出て、受けてることを考えれば、商業的には成功と言えます。
しかし音楽的には非常につまらない。
上の 響喜乱舞 -Kyoukiranbu- って曲も全く同じパターン。ペンタ風メロにダンスビートの味付け。まあ作曲者は toku って人みたいだけど、これ作曲って感じじゃない。悪いけど。
しかしウケる楽曲を狙って書けるのも才能があるということだ
日本風の衣装とダンス、そしてペンタトニックを基調とした覚えやすいメロディ。
こういったトータル的なイメージ戦略で売ることを第一に考えた総合芸術だと考えればいいのかなと思います。
大衆にウケる楽曲とはどんなものか考えて曲を作るのはすごく難しいことだと思います。その意味で彼らは商業的才能があると思う。
音楽的才能ではなくて、商業的才能です。
しかし商業的才能がないと、世に出ることなく、だれからも注目されずに埋もれていきやすい。
音楽仲間に商業的才能を持った人がいれば、音楽活動を続ける上ではかなり助けとなることでしょう。
ヴォーカルのメイリアって子、小さいころから音楽活動をしていたみたいで、ニコニコ動画でも活動していたみたいですね。
それがある日、中国でウケたと。
まあ、それなりに地道な活動を続けてきたんだけど、そういった部分を知らないで「なんだこれ?」みたいに貶すのはちょっとかわいそうかもしれません。
しかし、やってる音楽はクソだ!! と思う。
ペンタトニックの響きとは?
とりあえず、ペンタトニックの響きが分からない、知らない人向けに簡単な和音を作ってみました。
ピアノを思い浮かべて欲しいのですが、黒い鍵盤をずらーっと弾いた音が、すなわちペンタトニックの響きとなります。
Cから1オクターブ高いCまでを 一区切り とすると、その中に黒い鍵盤が 5こ あります。
ト音記号の方は、黒鍵を低い方から3こづつ同時に鳴らして、順番に1こづつ上にずらしていっただけの和音としています。低音部は同じ黒鍵のオクターブ低いやつを、スタート音をずらして音階順に弾いています。
んで、フラットやシャープが付くと見にくいので、音程関係はそのままに、半音下げて白鍵だけで書いています。
まあ退屈なものなんで、「ペンタの響きってこんな感じ」 ってのが分かってもらえればいいです。音の組み合わせってのは別に決まりはありませんので、興味があればいろいろ考えていじってみればいいと思います。
ディグリー(度数)表記は以下です。
Ⅰ-ⅡーⅣーⅤ-Ⅵ
ペンタトニックは俗に ヨナ抜き (メジャースケールの4度と7度を抜くという意味)ともいわれますが、その場合は トニック音を F に持っていくとそういう風になります。この場合のディグリーは・・・
Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅴ-Ⅵ
これがいわゆるメジャーペンタトニックスケールの度数で一般的です。
いずれもペンタトニックという音組織の中での音の並べ替えにすぎません。
マイナーペンタトニックは以下になります。
Ⅰ-♭Ⅲ-Ⅳ-Ⅴ-♭Ⅶ
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