楽器の演奏能力と知性
僕が以前から興味のあったトピック、それが楽器演奏スキルと学力とか知性との相関関係です。
それって、たとえば幼いころからピアノがすごく上手いヤツがいて、そいつが東大とか現役ですっと合格しちゃうとかいうやつ?
ええ、分かりやすい例えでは、そういうことですね。べつにピアノじゃなくても、バイオリンとかギターとか、あと管楽器でもいいんですけど、正式に楽譜の読み書きから、音楽理論についても学習して、長い時間をかけて演奏スキルを向上させてきた人というのは、一般的な意味での 「頭が良い人」 になる傾向が強いらしいw
つまり、幼いころから音楽的訓練を受けると、明らかに知性全般について好影響があるということです。
そしてこれはヴォーカルなどの声楽よりも、楽器演奏のほうがより傾向が顕著になるらしい。
参考に以下の記事をどうぞ。
関連するトピックとしては、「知的な人ほどインストゥルメントミュージックを好む」 というものもありますね。
僕自身は幼いころからの「専門的な音楽的訓練」は受けていないです。むしろ音楽というかギターにはまりすぎて学業のほうはドロップアウトしてしまいました。したがって学力というか学歴も「ほぼなし」といってもよいw
僕が専門的な音楽的訓練を受けたのは20歳を超えてから。それまでは耳コピであったり、自分で音楽理論書を買ってきて、それを読みつつ自分で考えたりしていました。
なので自分自身の経験からは楽器演奏と知性の相関についてはなにも言えないw
親の影響というか育つ家庭の文化的レベルの差が知性に影響しているのではないか?
僕の観察によれば・・・ピアノも上手で勉強もできた子というのは、家庭もやっぱり裕福であり、親の職業もそれなりに社会的地位の高い人ばかりだったような気がします。
たとえば日雇い労働者のような父親ではなかった(笑)それなりに常識もあり、本も読み、反社的生活態度もなく、地域を構成する主メンバーに属する人たちだった。
だから、そういう親からの話というか指導も、知性を養う上では大きな影響を与えたんだろうと思います。
どうしようもない親の元でも、まともに育つ子はたくさん見てきましたが、それはあくまで人間性まで悪くないという意味であり、一般的にいって学業面において突出した子は記憶にないです。
なので、どんな環境でも音楽的訓練を施せば賢くなるというわけではなくて、やはり家庭環境が大きなウェイトを占めているんじゃないだろうか?
世の中の仕組みについて、広い視野を持つ親、あるいは芸術や文化について深い知識、理解を持つ親がいて、はじめて子供にいろんな可能性を示すことができるんじゃないか?
残念ながら僕の父はそういう文化的側面については、まったく興味を持たない人でした。
ただただ真面目に働いてお金を稼ぐことが目的だけの人生観。バカにしたくはありませんが、なんかつまらなさすぎてw
子供にはできるだけ、いろんなことを教えてあげましょう。音楽についても「こんな見方、考え方もある」 とか、アーティストについての話とか、音楽史についてとか、あるいは音楽理論に詳しかったら、その考え方などについて話してあげましょう。
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