なんで音楽やるのにビジネス感覚が必要なの?
僕も一応 音楽で身を立てようと思っていた人種だからね。東京で有名なジャズスクールに通ってギターや音楽について学んだんだよ。簡単に言っちゃえば「どうやって音楽でメシを食うか?」ってことさ。
ミュージシャンとしてのビジネスセンスの磨き方
僕は過去に、某有名ジャズスクールで音楽を学んだ経歴があります。
おそらく名前を出せばある程度は知名度のあるミュージシャンとも一時期親交がありました。そして同期の学生には上手いギタリストたちがうようよいました。
そういう環境の中でプロミュージシャンを目指して大都会の片隅で必死でもがいていたんですね。
ある授業の最中に僕はある質問を講師にぶつけてみました。それは・・・
どうしたらプロミュージシャンになれるんですか?
「先生、どうしたらプロミュージシャンになれるんですか?」
「人脈とかそういうのはやっぱり大事なんでしょうか?」
これらの質問に対する講師の返事はこうです。
返事を聴いた後、僕はとんでもない愚問だったと後悔しました。
「その通りだ! 音楽業界なんて普通の会社とか企業に就職するわけじゃないし。ビジネスは自分で創るもの、考えていくものだよな」
音楽というものに憑りつかれてずいぶん年月も経ちましたが、この時の感覚はリアルに思い出します。
自分が自分であるためには経済的自立が絶対必要だ!
生活が成り立たなければ音楽もクソもないのは、紛れもない事実である。
明日のメシも食えるかどうか分からない状況で音楽について考えられるかというと、「それは絶対に無理」 だと思います。
「どうやったら自分が好きな音楽をやりつつ生活が成り立つだろうか?」 ということを真剣に考えることはとても重要なことです。
音楽という言葉を何か他の言葉に置き換えて考えてみてもいい。
僕の場合は、自分が自分でいられる唯一のモノがギターであり、音楽です。だからそれが僕を幸せにしてくる唯一のものだと信じてる。
いかに幸せを感じつつ暮らしていけるか?
ポップであるとか売れ線狙いだとか、そんなことは関係ない!
よくある音楽議論の一つに次のようなものがります。
「本当は自分のやりたいようにやりたいんだけど、大衆にウケるようにしなきゃダメなんじゃないか」
大衆にウケるような曲がすぐに書けますか?
「もっと芸術的な音楽がやりたい!」
だれがあなたの音楽作品を芸術的だとかポップだとか判断するんですか?
音楽ビジネスは自分で考えろってことです。
ビジネス感覚の磨き方っていうのも、人それぞれに捉え方って違うものです。だから自分の思想というか考え方次第なところはあるのですね。
僕はやっぱり 「自分がやってて楽しい」 と感じる方法を選ぶと思います。
音楽プロデュ―サーなんかの言うことは信じるな!! そんなもんクソだよ。
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