予備知識なしに ONE OK ROCK を聴いてみた。音楽的にインスパイアされる部分は僕にはない。

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プロデュース的には成功しても音楽的にはまったく面白くない ONE OK ROCK

彼らを評価している方たちには申し訳ありませんが、僕には彼らの 「ROCK」 はまったく響きません。なんか「ツマラナイ」んですね。

彼らなりの世界観があって真剣に音楽に向かっているのは分かるんですけどね。なぜか既視感がある。ヴォーカルにしろメロディにしろアレンジというか、まあサウンドというか音作りというか、そういった全体の印象が、もう既視感でいっぱいというか。

彼らがどれくらい人気があって売れているのか、よく知らないんだけど、音楽的にはほんとにつまらんです。

前の記事で触れた クラムボン の方がはるかに面白いですね。僕には。

音楽の構造から 「ツマラナサ」 の原因を考えてみる。

僕が感じる 「既視感」 はどこからくるのか? ちょっと音楽の構造から書いてみますね。

まあほぼすべての大衆音楽というか、まあポップスなんですけど、構造的にはトニック、サブドミナント、ドミナント という三つの機能で構成されます。んで、モードでいうとイオニアンとエオリアンのふたつに大別されます。

明るい調子はイオニアン、暗くて悲しければエオリアンといった具合に。本来はもっと細分化されるんですが、大雑把に言うとこの二つ。そして、いわゆるコード進行というのも使い古されていまして、パターン化され尽くしているのが現状なわけ。

こういった陳腐化されたパターンを 「手を変え品を変え」 聴かされている・・・

そういった意味において ONE OK ROCK の音楽は新鮮味がなく、音楽的にチャレンジしている部分がなくって、僕には退屈に聴こえるんですね。まあ 歌詞 における分析ってのは僕にはできないし、興味がないのでパスしますが。

受け止め方はリスナーそれぞれで違うでしょうから、ここで彼らの音楽について〇か×か言い合うのはナンセンスなので良いと思う方はそれでいい。

最後に ヴォーカルはあの森進一と森昌子の息子さんらしいです。予備知識なしに聴いたんだけど、たしかにヴォーカルは上手いですね。バラードみたいな曲聴くとよく分かる。

ONE OK ROCK バラード集・歌詞付き

 

コメント

  1. 和哉 より:

    ワンオクのライブ映像なんかを見るとボーカルの歌唱力と表現力の高さ故にそれなりに引き込まれる部分はあるんだけど、ありきたりでつまらないメッセージをボーカルのスキルでブーストして即席の感動を量産する存在という印象しかない。というか・・・バンドである必要あるの?っていうくらいにボーカルのスキルしか秀でたものがない。シンプルに音楽として驚きも感動がないからそこには「ああ、分かる分かる。こういうのってエモいよね。」という予定調和しかない。
    色んなアーティストやバンドの影響が見えてもそれを自分達のものにして「これをそんな風にもってきちゃうんだ!そんなアレンジしちゃうんだ!」と聴く人間が笑顔になるようなやり方をしているバンドならまだしもワンオクにはとことんまでにそれがない。あくまでもボーカルのスキルで飾って良質の(?)コピーを生み出しているだけ。前者には「今度はどんな驚きが待っているんだろう、ワクワクする」という期待が生まれるけど後者にはない。
    あくまでも個人の意見だけどワンオクを聴くくらいならそれこそいくらでも彼らのようなバンドが海外にいるんじゃない?と思っちゃうのよね。まー、、、ああいう系統の音楽はつまらないから洋楽だとしても聴かないけどさ。

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