
マーケティング戦略でつくられた音楽って
要するにウケる音楽ってこと?

そうね、アーティストが言いたいこと言うんじゃなくって、
どちらかというとリスナーからリクエストを受けて、それに応じた楽曲を作ってあげるという感覚に近いかもしれないわね。
音楽市場でウケそうな楽曲を考えて、リリースの時期(季節感など)やプロモーション方法なども含め、制作側の利益を最大にするために総合的に音楽を考えることでいいかと思う。
では、どんな楽曲か聴いてみよう。
覆面アーティスト AmPm 「Best Part of Us」 最高につまらない曲
この記事の元ネタは下記のリンクからです。
世界一は「想定内」――レコード会社に所属しない覆面アーティスト
ほんと、つまらん曲。
彼らの考え方は上のリンク記事を読んでもらえばすぐわかる。
要は、音楽のネットにおけるプラットフォーム(Spotifyなど)で、いかに上位に食い込むか? どうやって露出を高めて再生してもらうか? たくさんのリスナーにどうやって自分たちの音楽を届けるか?
こういうことに自分たちのビジネス経験を生かして取り組んでいるってことですね。広告代理店ならぬ音楽代理店みたいな感じでしょうか。
彼らが言うには「日本にはまだまだ良いアーティストが眠っている」らしい。そこでそういう「眠れるアーティスト」にスポットライトを当てて、陽の当たるところへ引っ張り出して金を稼ごうということみたい。
だが、良いアーティスト、悪いアーティストをいったいだれがどのように決めるのか?
たくさん露出されたものが勝ちなのか?
マーケティング手法を取り入れた楽曲制作手法は昔からあります。ここでは音楽制作やプロモーション手法などの善悪は問わない。僕自身はどっちでもいいと思ってる。
なぜこんなものしか創れないの?
僕にはこんな楽曲がリスナーに求めらているとは信じがたい。「こいつらバカじゃねーの?」とさえ思う。
まあ、最大公約数みたいな音楽だから、あんまりとんがった感じにはならないんだろうとは思いますけどね。万人にウケる、受け入れられるという意味でね。
アーティストにはビジネスセンスってのが絶対必要だとは常々考えていましたが、あまりに我(個性というか主張みたいな)を出さない方向性はどうかな? って思う。
自己主張のない音楽。。コンセプトも何もない。空疎な音楽。
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