ボイスリーディングって言葉の意味がまず分からないんだけど
声部連結のこと。その昔はコード進行なんてものはなかったんだよ。
え? でもバッハなんか聴くと明らかにコードが変わってるのが聴きとれるよ?
要するに各声部が滑らかに連結していくことによって、コード進行を感じていると考えていい。
声部連結とは、作曲において、声部連結(または声部の連結、声部進行、運声法[2]、声部誘導法[3]、ボイス・リーディング)voice leadingとは、それぞれの音を滑らかで調和した形で音楽的に並べることで、あらゆるボイシングにおいて用いられる。[4][5]
ボイスリーディングを考えることによってギター演奏の幅が確実に広がるのは間違いない
まずはボイスリーディングについてまったく考えていないと思われるギター演奏の例を挙げてみます。貶しているわけではないので勘違いしないように。
テレキャスターによる典型的なジャカジャカ弾きです。ギターに注目すると、バレーコードのみでポジションをずらしていく弾き方だということが分かる。
こういうタイプの楽曲にはこれで合うというか、まあこれはこれで持ち味のあるサウンドだともいえます。
ギターによるボイスリーディングの考え方
具体的に 「どうすればギターで滑らかな声部進行が得られるか?」 その答えは・・
できるだけポジション移動をしないでコードの響きを変えてみること
できるだけ音を動かさないようにして、なおかつコードチェンジをしたことがはっきりと分かるように弾くこと。矛盾しているようで「はてな?」となりますが・・
つまり各コード間に共通の音は残しつつ、もっともサウンドキャラクターが変わる音に注意してコードを組み立ててみます。
ギターだとコードの展開系みたいな形になると思います。通常だとベースがコードのルート音を示しますから、ギターはルートを鳴らす必要がないです。ルート音の動きが必要かは状況に応じて考えればいい。
そうするとフレットボード上における無駄な動きが次第に減って、最小限の音の動きだけでコード感の動き、色彩を表現できるようになってきます。
通常、ギターでのコードというと、カチッとした形、決まったコードフォームみたいなものを考えがちだけど、そんなことはなくて、省略形とか展開系などいろんな表現のしかたがあります。もっと柔軟に考えたほうがいいのです。
最後にロックにおける僕が考えるボイスリーディングの古典的なリフを挙げます。このリフに対する考え方、捉え方が正解かどうかは知りません(笑)
ロック好きならだれでも知ってるハイウェイスター 曲の初っ端、ギターのサウンドに注目!
単純な G-F-C と繰り返すだけのコードサウンドですが、C の時に Cの3度 E を強調することによって、GーF-E というように滑らかな音のラインを作っています。
こういう音のライン取りというのは、ジャンルを問わず無数にあります。みんな経験的に知っているものばかりだと思います。
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