エレキギター 上手くなるには? どうすればいいのかまったく分からない人に言いたいこと

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dav

エレキギター かっこよく弾きたいんだけど

どうすればいいのか? 何から練習すればいいか?まったく分からないよ~

よし、いろいろ検索してみよー

はい、こういった質問をする時点で 「君はまちがっている」 と、僕はそう思います。

一番大事なこと それは 何が弾きたくてギターを手にしたのか? ということをはっきり意識することです。

美しいアルペジオですか? それともギンギンに歪ませたリフ? キュワーンと派手なアーミングをしたいの?

厳しい言い方ですけど、エレキギター上達に抜け道なんかありません。

音楽は耳で聴いて感じる、そして考えるものです。ギターが上手くなるための方法論はたくさんあります。いずれもギターが上達するためには有効なものですが、僕はもっと本質的な部分を大事にしてほしいと考えます。

エレキギターをかっこよく弾いてる自分をイメージする

具体的に 「エレキギターをかっこよく弾いてる自分」 をイメージできますか?

どんな風に弾いているか?

一口にエレキギターと言ってもミュージシャンによってスタイルはさまざまです。まずは自分が弾きたいと思う 曲、リフ、そして フレーズ を自分の耳に、そして脳内に焼き付けます。

徹底的に「音楽を聴き込む」ということ。よく言われることですが、歌えるフレーズ、メロディっていうのはギターで再現できるのが普通です。

いわゆる耳コピというもので、とりあえず運指などは無視して、好きなメロディをエレキギターで再現できるようになること。

スケールとかコード理論なんてのは並行して勉強していけばいい。まずは弾けることが大事なんですよ。

僕の場合は、まず曲を聴いて「かっこいい!」と感じるフレーズ、リフを自分なりの運指で脳内に残像として残るサウンドの記憶を頼りに繰り返し弾きました。

なるべくそっくりに再現できるように繰り返しやるんです。コード理論やらポジション、それから小指を使うかどうかなんて全く考えない。

細かいことを言うと、弦の移動(何弦を使うか? ポジションの移動は?)といったことも考えないといけないのですが、とりあえずそっくりに弾けるように自分でやってみるわけです。

そのうちに悩む箇所ってのが絶対出てきます。

「こんな指使いでいいんだろうか?」 「なんかピッキングが変じゃないか?」 とか・・・

ギターっていうのは 同じ音が出るポジションが複数あるので、それが一番ややこしい。なにが正解でなにが間違いなのか?

じつはギターには正解なんてないんです。無駄な動きというのはあるけれど、それが「間違い、間違った指使い、運指」というわけではないんです。

たとえマズいフィンガリング、ピッキングであっても、それも個性。僕はそれでいいと思ってる。

ある程度弾きこなれてくると、「このフレーズならどこを選択するのが一番無駄がなくてベストなのか?」 ていうことが自然にわかるようになってきます。

また選択したポジションによって同じフレーズ、音も微妙にニュアンスが違うのですが、そういうことも自分なりに分かるようになってきます。

 

ところで 運指、フィンガリング、そして ピッキング ってのは一応、セオリーみたいな 決まった型 みたいなのがあります。

いずれも 「無駄な動きを排除する」 ってコンセプトで、できるだけ効率化する方向で考えられているのですが、偉大なギタリストたちが 「みんなそう弾いているか?」というと、答えは NO です。

ギタリストは個性的な弾き方をする人が多くて、同じギターを使ってもみんな違うサウンドを出します。

逆にいうと、そういったセオリー通りじゃない自分らしい弾き方っていうのが個性となるんです。

話を耳コピに戻すと、頭の中で鳴っている音、サウンドってのをいろいろ工夫しながら自分の手で再現していく。

「なんか違うなぁ」 とか、「なんかサウンドが濁ってるけど、何のコードを押さえてるのかよく分からん」 とか、いろいろ悩む場面が出てきます。

そして、そのつど資料を探すなり、自分で音を見つけて解決していきます。

動画とか、あるいは楽譜を見ちゃうとかいろいろ解決法はあります。昔と違って、今はたくさん弾き方をレクチャーする資料がありますからね。

でも、できれば最初は自力で考えるクセというか、「指板上で音を探すという習慣」を身に付けて欲しい。なぜならその方が音楽力が付くと思うから。

まさに 「フィンガーボードをまさぐる」 といった感じで、この音だ!! っていうのを見つけていきます。

まずは自分の憧れのギタリストを見つけてみよう

あなたの憧れのギタリストは誰ですか?

すべては物まねから始まって、次第に独創性が生まれて、あなたにしか出せないサウンドって言うのができると僕は信じています。

最初は憧れからのコピーでいいんです。

僕なんかは レッドツェッペリン とか、エリッククラプトン、リッチーブラックモアなどのロック系から始まり、さらにアルディメオラ、パコデルシアなどのフラメンコ系、それからラリーカールトンなどのジャズ系のスタジオミュージシャンとか、モロジャズギターのウエスモンゴメリーとか、コンテンポラリージャズのパットメセニーとか、その他もうほんとにたくさん憧れのギタリストってのがいて、ターゲットが絞り切れないぐらいで、乱読ならぬ 乱聴 の日々を送っていました。

最初はフレーズとかコードなんかは聴きとれないのが普通です。

でも、それでいいんですよ。

簡単なところからスタートすることが肝心で、印象的なフレーズ、一瞬のコードの響きなんかを自分のギターで再現してみる。

こういったことを続けていけば、次第にあなたの中に音楽力が蓄積されていきます。繰り返しになりますがギター上達に抜け道なんかないんです。

スムーズな運指やピッキングには物理的な練習量も必要だし、音楽理論に対する知識や洞察も必要です。

そしてそういうのは一朝一夕には身につかないんです。それなりの長い年月が絶対的に必要なんです。

エレキギター上達のまとめ

エレキギター練習の効果的な練習というのは、実はある。

それは、「目的意識をちゃんと明確にする」 ということ。何が自分にはできて、何ができないか? 何が理解できていて、何がチンプンカンプンなのか? これをはっきりとさせて練習メニューを考えます。

一番いけないのは上と逆で、まったく目的がわからない ダラダラ弾き。思いつくまま弾くってのも楽しいんですけど、自分が今できることしか弾かないので向上という意味ではまったく機能しません。

いわゆる復習という意味でならまだアリなんですけどね。考えながら弾くということは本当に大事なことです。

ある程度、音楽理論が分かるようになったら 「考えながら弾く」 コピーして弾けるようになったフレーズなり、コードを自分なりに分析していく。

この音はコードサウンドの中で 何度の音なのか? このコードサウンドの流れでいわゆるベースラインというか、ルートサウンドはどういう流れを取っているのか? などなど。

考えることによって次第に聴き方も変わってきますし、初めて聴くサウンドもだんだん分析して分かるようになってきます。

余談ですが、上手いけど応用がきかない人っています。

あの曲は上手に弾けるんだけど、ミュージシャンとしては失格みたいな。つまり、完全コピーはできてるけど、まったく他の楽曲には応用できていないギター弾きってのがいるんです。

本人がそれでいいなら別にいいんだけど、やっぱり上手いギター弾きってのはなんでも一通りこなせるんですね。

それだけなんでも聴いているし、物理的練習量も多く、また音楽理論的側面においてもそれなりに知識があり、その人なりの考察、洞察もある。

ギターを弾くことを一生の趣味とするならば、ぜひ本物のギター弾き、そして本物のミュージシャンになって欲しいと思います。それが職業ではなくてもね。

「派手目の速弾きをして目立ちたい」 という気持ちも分からなくはないけれど、それにしたって地味な練習の積み重ねの賜物だってことを分からなくっちゃダメだよ。

 

 

 

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