あのー、牛肉の相場、知りたいんだけど
どうすればいいんですか?
「お、新聞に毎日載ってるし。。ところでそんなん聞いてどうするんだべ?」
いや、その・・・実は肉を安く手に入れたいんですよ。
「そりゃ、無理だべな。」
そうなんです。日本の流通構造ってのはけっこう複雑で業界によって、いろいろな特殊な事情とかあって調べると面白いんですよね。
牛肉の部分肉、枝肉相場を知りたいなら
牛肉全般の値段、相場を単純に知りたいだけなら以下のサイトを参考にすればいいです。
ちょっと見方がいろいろあるんだけど分かるかな?
日本食肉流通センターは、部分肉の市況速報 を各地域別に見られるし、JACCネットは、東京と大阪の枝肉相場を見れます。
これらの公開情報から、だいたいではあるけれども精肉段階での最終的な小売価格を算出することはできます。
牛肉、畜産関係の相場情報はメディアで公開されてます。ただし、その価格では当然ながら一般人は買えません。
各メディアで公開されている市況というのは仲買人の相場で、末端の小売りでの価格情報ではありません。
我々が比較検討できるのは、楽天とかアマゾンなどで表示される小売価格だけです。あるいは実際の店頭価格ですね。
「良いお肉を安く大量に買いたい」
こういう需要は確かにあります。それを仕事に・・・ってわけじゃなくって、単純に自分たちで楽しむためですけど。
だけど、それは無理です。
買参権さえあれば牛1頭をセリ市で骨付きで買うことができます
極端な話、この競り市に参加できるという意味の 買参権 があれば、あなたでも牛を丸ごと買えるんです。
ただしこの買参権というのは 承認制なので、認められなかったらアウトなんです。お金で解決できるかっていうと、そうでもないようで、保証金という形で費用がかかる場合もあるのですが、それ以前に審査があります。
この審査をクリアしないとダメ。
ちなみに水産物、花屋など、セリがある業界には必ず買参権があります。
比較的大きなお店や会社組織にした小売業者、飲食店などでは買参権の取得を目標にしているところもある
理由は、「仕入れコストの引き下げ」 です。
要するに、仲買を通さずに、できるだけ安く仕入れをおこなうためです。直接、市場で買うことによって原価率を引き下げ、粗利率をアップさせる。
そして競争率を高めようとしているのですね。
なにより自分で目利きして、良いものを安く買えるんだから、絶対、権利(買参権)を手に入れたいと考えるようになるのは自然なことです。
黒毛和牛の相場、価格のまとめ
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