楔形文字の解読について そもそもシュメール語は正確に解読されているのだろうか?

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現代においては楔形文字について正確に理解することは可能なのだろうか?

僕たちは義務教育において「四大文明」について学習した記憶があります。そのなかに、メソポタミア文明というのを習いましたよね。

かの有名なハムラビ法典です。

 

これは正確には楔形文字でも 「アッカド語」 といわれているものです。

ひとくちにメソポタミア文明といっても、そこにはやはり長い歴史があって、民族の興亡の歴史があります。

 

ひとくに楔形文字といっても、

時代によってどーも読み方が違っているみたいですねー

 

そもそも情報が刻まれた粘土板自体、年代が確定されてはいるけれども、その年代測定が間違っている可能性もあるかもしれません。

メソポタミア地方というのは、同じ地域に、おなじ民族がいて、それが古代から現代にまで、ずーっと継続しているわけじゃない。

最初はシュメール人が住んでいた。これは間違いないだろう。

とりあえず、シュメールに対する一般的な知見は下記のウィキを参考にするしかないでしょう。

学者さんの話を、盲目的にすべて真実として受け入れるのもどうかとは思うのですが、少なくとも根拠のないことは説として成り立たないはずなので。

 

シュメール語とアッカド語は同じ楔形文字でも全く関係がない?

僕が一番疑問に思う話は以下。

シュメール語は孤立した言語

シュメール人が使っていた楔形文字は、見た目はシュメールの後のアッカドと同じように見える楔形文字なんだけど、シュメール言語は、のちの楔形文字とは、内容についてはまったく異なるという見解。

これは何を意味するんだろうか?

つまり、楔形文字というのは、時代によって読み方、意味がまったく違っている可能性があるということ。

これでは正しい翻訳ができるはずがありませんよね? ウィキ資料によると、シュメールとアッカドは言語系統がまったく異なるらしい。

これに輪をかけて、シュメール人とアッカド人が、同じ地域に混在していた時代があるので、余計に話がややこしくなります。

整理すると以下のようになるかと思います。

シュメール人は独立した言語として最初に楔形文字を考案、使っていた。そこにセム語族であるアッカド人が侵入。

アッカド人はシュメールとは別言語体系を持っていたが、シュメールと交わることにより楔形文字を使うようになり、言語体系もアッカド風に変化した。

以上は僕の推察なんだけど、ウィキ資料を読む限り、そういう風にとらえられます。

わかりやすく言うなら、中国から伝わった漢語を、文字や文法、そして意味もそのままでは使わず、日本風の文法や意味に変えて使ってる状態とでも言えばいいのか。

 

似てるけど、ちょっと違うかもW

それ、おっさんの妄想じゃないの?

 

いや、正直どう理解すればいいのか分からないんだけど、正確なところは学者さんも分からないらしいです。

話の要点をもう一回書くと・・・

同じ楔形文字で書かれた文章でも、時代時代の読み方によって意味が変わる可能性がある。

 

シュメール語で書かれた楔形文字と、アッカド語で書かれた楔形文字では、まったく違う意味の翻訳結果となるケースがあるのではないか?

僕としては、シュメールなどの言語について、最新の研究結果というか、最前線の知見を知りたいですね。

 

おっさんは、そもそもどうしてそんなにシュメールに興味があるの?

よっぽどの変人じゃなきゃ、シュメールなんかに興味持たないよ?(笑)

僕がなぜシュメールに興味を持つのか?

それは、ゼカリアシッチン という人のトンデモ学説や、あるいは、日本の古史古伝とか、縄文時代の暮らしとか、はたまた聖書の内容とかに興味があるからですよ。

僕は人類の歴史って、とんでもなく古いんじゃないかと思っています。

紀元前5000年とか6000年のレベルじゃなくって、実はもっと古いはず。

フツーの常識では「神話」として軽ーく流されてしまう話だけど、そこには真実の匂いがする。

 

おっさん、狂ってるかもよW

 

これでいいんです。(笑)

追記 シュメール語とアッカド語の違いはどこにあるのか?

興味のない人にはどうでもよい話なんですけど、一応ね、シュメールとアッカドの言語についての資料を挙げておきますね。

 

これね、調べるほど「ややこしい話」なんだけど、言語学的にシュメール語は「膠着語」であり、アッカド語ってのは「屈折語」になるんですよ。

具体的にどう違うのかというと、専門家じゃないから説明不能なんだけどw ただし、語順しては両者とも SOV となります。

つまり日本語と同じで、主語ー目的語ー動詞 という基本的な順番となります。またシュメール語に関しては、同音異義語がすごく多い。

んで、困ったことにアッカド語にはシュメール語からの借用語が非常に多いんですよ。これじゃ文脈から意味をさぐらないと、何について書いているのか、さっぱり意味不明になります。

所は変わって日本。現在の日本語は漢字文化ですけれども、中華圏とは語順が違います。中国語の基本語順は SVO となり英語と同じになります。これは分類上は屈折語となります。

したがって日本語は漢字文化でありながら、屈折語ではなくて膠着語になるんですね。このへんの言語の分類っていうのは、現代ではかなり「ごちゃごちゃ」になってきているみたいですけどねw

詳しくは以下のページが参考になるかと思います。

 

最後に繰り返しとなりますけれど、「後の時代の読み方」 で、それより以前の言語を理解しようとすると、かなり「おかしな翻訳」になる可能性が高い。

とくに言語系統が全く違うとなると、かなり変な翻訳になる。これは現代でも僕たちが普通に経験することであり、たとえばグーグル翻訳で英語を翻訳するときに顕著に見られる現象ですよねw

 

シュメール言語とアッカド言語というのは,同じ文字を使っているのだけれども、言語体系が違う。しかもそこに同音異義語と借用語が加わるとなると、もうメチャクチャになるのは目に見えます(笑)

 

だから「シュメール語は本当にちゃんと翻訳できているのか?」といった疑問があるというわけです。

果たしてアヌンナキ伝説で有名な ゼカリアシッチン博士 は正しい翻訳をしたのだろうか?

 

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