ポリスの3人だけのライブパフォーマンス ギターとベース そしてドラムだけで創るサウンドの不思議さ
イギリスのロックバンドに ポリス というバンドがあります。現在は老齢化(笑)でちょっとどんな活動をしてるのか分かりませんがw
バンドの来歴は以下のウィキをどうぞ。
んで、なんで今頃ポリスを取り上げるのか? というと・・・
ある意味、革新的といえる。僕は60年代から70年代のロックがわりかし好きなんですが、ポリスのサウンドは当時としてはかなり異色だと感じます。
なので、聴かず嫌いとでもいうのでしょうか、これまでほとんどまともに聴いてきたことがないのですよ。
んで、今回あらためて、まじまじと聴いてみたのが以下。
上のライブは全盛期のリアルタイム時のものではなくて、2008年のものです。
非常に長い動画ですけれども、観出したら止まらなくなって(笑)最後まで一気に見てしまいましたw
バンドサウンドは多人数であれば厚くなるわけではない。ポイントは音の選び方と組み合わせにあるのではないか?
ロックバンドってのは、その初期のころからギターが主役であり、いわゆるギター、ベース、ドラム という3ピースだけで活動するバンドというのは存在します。
有名どころでは、ジミヘンドリックス、レッドツエッペリン、エリッククラプトンのクリーム、ジェフベックもそう、その他数えきれないバンドがある。
ポリスもその流れのひとつと考えられるけど、唯一大きな違いは、その音楽性の核にブルース感覚が希薄なこと。
この異感覚はポリスのサウンドを聴けばすぐに感じ取れると思うのだけどどうでしょうか?
あと、ベースサウンドとギターサウンドがユニゾンで音を取ることがほとんどない。ユニゾンについては以下を参照。
実際にはベースとギターはオクターブ離れているけれども、同じ音名を押さえればノートとしては同じ音になります。
ポリスはこういった音の重ね方を意図してはずしている気がします。
つまりベースラインでコード感を出しつつ、ギターサウンドは厚みを持たせるように考えて弾かれている。
リズム感覚も重要なファクターであり、できるだけ「かぶらない」ように、3ピースでひとつのリズムとなるようにアンサンブルが考えられているように感じます。
このように計算されたサウンドの上にヴォーカルが乗っかっている。
全体を俯瞰すると、かなり洗練されたサウンドづくりとなっていると感じます。
正直いってポリスをなめてましたw 彼らはすごいですよ(笑)
現在の日本のロックバンド、いろいろタイプはあるのですが、僕にはポリスサウンドから触発されたようなサウンドをつくるバンドってかなりあるんじゃないかという気がします。
アンディサマーズっていうギタリスト、これまでまったく興味はなかったのですが、お歳とかを考えると、相当古いキャリアを持っている方でして、その音楽性も深い。
他のメンバー、ベースとドラムも凄腕ですねw 3人とも音楽キャリアは長く、ロックだけしかヤラナイというわけでもなく、いろんな音楽に関わってきています。
とにかく3人だけのライブ演奏で、これだけ圧倒的な世界観を創ることができることに感動してしまいましたw
個人的にはスティングの声質(ベースの人、ボーカルね)がけっこう好き。歌詞には興味ないけど、サウンドとしてすごく全体に溶け込んでいるように聴こえます。
ツエッペリンのロバートプラントのような声もすごく好きなんだけど、声質っていうのは、サウンドタイプとのマッチングってやはりありますねw
素晴らしい。
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