シベリアで発見された4万2千年前の冷凍子馬について 

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シベリアという極寒の大地になぜ仔馬が埋まっているのか?

シベリアというとマンモスをイメージする方が多いでしょうね。

 

んで、ウィキの内容をみると、これらシベリアで発見されたマンモスは、分類上は化石なんだけど、冷凍状態で掘り起こされた化石だって言うんですよね。

もう一回書きますね。これらは一応、化石の仲間ではあるけれど、常温で放っておくと腐るんです。これが現在まで「腐らずに残っている」のは、急速冷凍だったからなんですよ。

骨や歯、牙など、硬い組織は残りやすいですが、柔らかい組織は腐敗してなくなります。んで、条件によっては、これら肉や皮膚などの軟組織も残る場合があるらしいのですね。

今回、発見されたシベリアの仔馬も「冷凍状態の化石」というわけです。

 

4万2千年前って・・・

すごいよな!!

 

ええ、僕もそう思います。ちょっと想像がつかないぐらい古い。古すぎるといってもいい。何も考えないで読むと、「ああ、そうなの」 と軽く流されてしまいそうな今回の発見。

あなたは「何かおかしいな、変だな?」と感じませんか?

冷凍仔馬が発見されたベルホヤンスクとはどんな土地なのか?

今回、仔馬が発見された土地は以下です。

 

べルホヤンスクの気候というのは、かなり激しくて、夏場は摂氏30度になることもあるらしいですw 低いときはマイナス50度以下w

んで、仔馬が発見された場所は、バタガイカ・クレーターの永久凍土ということらしい。

ザハ共和国ベルホヤンスク

ちょっとね、グーグルアースで調べてみたんだけど、仔馬の発見地である バタガイカ・クレーター は発見できませんでした。近くにバタガイって地名はありますけどね。近くかな?

生体組織が腐らずに石化することなく4万2千年も保存される状態とはいったいどんな状況なんだろうか?

ここであらためて、「保存に至る状況」 を考えてみます。最初のストーリーはこうです。

4万2千年前に、現在と変わらぬ非常に寒い気候のなかで、この仔馬は生活していた。

何かの原因で死亡したが、寒い気候のために腐敗することなく、何らかの原因で地中に埋まり、そのまま凍結し現在に至った。

第二のストーリーは以下。

仔馬は現在と違い、温暖な気候のもとで生活していた。しかし何らかの突発的な事象により気候が激変し、仔馬も死んだ。

そして、気候の激変でそのまま寒冷化した元の生息地で腐ることなく地中に埋もれて現在に至った。

僕たちは食べ物・・・特に肉類は保存温度が低いと長持ちすることを知っています。逆に温度が高いと腐りやすいことも知っている。

この理屈で考えると、仔馬が死亡したとき、「腐敗する前に冷凍状態になった」としか考えられません。

地中に存在したと思われる「各種のバクテリア」が、いちじるしく活動が低下した状態で、しかも酸化しない・・・つまり、いちじるしく低酸素の状態であることが保存の条件となるはずなのですね。

したがって考えられる条件は次のふたつ、非常に寒い極間の地で生息していた。そして死んだ後に、急速に凍って空気を遮断された状態になった。

という上で述べた、二つのストーリーのどちらかということです。

あなたは他に「保存に至るストーリー」 を思い付けますか? おまけに仔馬は他の肉食動物に食い散らかされた跡は残っていません。

常識的に考えれば、発見された仔馬は寒冷の地に生息する種だったのか?

4万2千年前のべルホヤンスク地域の気候がどういう状態であったのか? 僕には調べる術もありません。

仮に動物が「腐る暇もなく急速に冷凍化する事態」がなかったとするならば、当時も今と同じく非常に寒かったと考えるのが筋でしょう。

「仔馬は寒くて厳しい気候に適応して生息していた」

しかし、そんな厳しい気候条件のなかで馬が繁殖していくものなのか? 僕には疑問があります。何をエサとして生きていたのか? どうやってマイナス50度以下ともなる中で冬を越せたのか?

これに対する反証としては、冬期間はもっと暖かい低緯度地域に移動したのではないかとか言えるかもしれません。

しかし、それだとなぜ仔馬は発見場所である極端に寒い地域で発見されたのか、理解に苦しみます。フラフラとそんな寒い地域に迷い込むとは考えにくい。

やっぱり、当時、瞬時に気候が激変する事象が、突然、前触れもなく起きたのではないか?

 

4万2千年前のべルホヤンスク地域は、現在より暖かく、仔馬の食料も豊富にある地域だった。それが突然、何らかの現象によって気候が急変した。文字通り、死体が腐る暇もなく、急速に凍り付いた。

 

あり得ない話かもしれませんが、マンモスが胃の中の食べたものを消化する暇もなく、シベリアの永久凍土の中で凍り付いたまま発見された事例を考えると、どうにも不思議に思えるのは僕だけじゃないはずです。

 

 

 

 

 

 

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