秋の肉料理といえば・・・やっぱりすき焼きですね!
そうなんだよね!うまいすき焼き食いたい!!
ところで、すき焼きって家々によってやり方が違うんだけど・・・どんなふうにやればいいのかしら?
確かに違いますね。おいしいやり方ってあるんでしょうか?
それがあるんです!!
おいしいすき焼きのやり方
うまいすき焼きのやり方に入る前に、まずいすき焼きについてひとこと言いましょう。
まずいすき焼きとは、肉を焼かずに煮てしまっている
この一言に尽きます。
いわゆる煮物になっているんですよ。一応、食べれますが「香ばしさ」もなく、すき焼きという感じではないです。
これでいい人にはべつに何も言うことはありません。今までのやり方で食べてもらえばいいんです。
そうね、焼かずに煮ちゃってるのはプルコギみたい
うまいすき焼きとは、鍋で肉をちゃんと焼くんです!!
だから、最初っから肉と一緒に野菜なんかいれません!! まず、肉を味わうんです。以下にまとめてみます。
うまいすき焼きのやり方 食材投入順序編
- まず、鍋、鍋肌全体に牛脂を塗ります。鍋を火にかけてすぐやります。
- 煙が少々出て、鍋が熱くなったら肉をひろげながら投入
- 焦げ目が少し付いたら裏返して割り下を入れます。
- 肉に割り下を絡めてすぐに取り出します。
- 生卵を溶いた器にドボンして食べるだけ。
牛脂は天然の黒毛和牛の牛脂を使え!!
うまいすき焼きの重要ポイントはもう一つあります。それは脂です。
鍋につける油は、天然の黒毛和牛の牛脂を使ってください。スーパーに置いてある 精製牛脂 ではダメですよ。
本モノの黒毛和牛の脂はとても甘味があるのです。いくつか研究論文もありまして、詳細についてはここに書きませんけれども、明らかに成分の違いがあります。
それらは香り成分として科学的にはっきり証明されているのです。
黒毛和牛の牛脂の入手方法
黒毛和牛の天然の脂を手に入れるには、黒毛和牛を扱っている精肉店で分けてもらえばいいでしょう。
黒毛和牛を扱うお店って高いんでしょ?
わたし、そんなお店行ったことないわ・・・
そうですね、確かに行ったことない店で、いきなり「脂ちょうだい」とは言いにくいです。では何か安い物でいいので買ったついでに頼んでみましょう。
和牛を精肉にする時点で大量の「捨て脂」が発生します。まったく使い道がないわけではありませんが、ほとんどの場合これらは産業廃棄物として捨てられる運命にあります。
ですので「その脂、ちょっとくれませんか?」といえば気安くくれると思います。
通常の場合、精肉店では 「付け脂」 といって、調理に使うように小さくカットした脂を付けてくれます。
この脂は「ケンネ」もしくは「ケンネン」と呼ばれていて、牛の腎臓を包み込むように固まった脂です。ちょうど牛のど真ん中に位置しています。
お肉屋さんは、これを腎臓だけ取り除いて付け脂として提供しています。
すき焼きに付ける脂はケンネンでも捨て脂でもどっちでもいいです。ただ、黒毛和牛じゃない付け脂も多数出回っているので、できるだけ黒毛和牛を扱っているお店で、「黒毛和牛の脂が欲しい」と伝えてください。
雑種の脂を付け脂として使っているお店もあるので、ちゃんと伝えた方が間違いがありません。
長ネギとかキノコ類の野菜はお肉を食べてから焼く
お肉以外の食材、「フ」 とか、糸こんにゃく、キノコ類、長ネギ などは、お肉を食べた後に焼きましょう。
しつこいですが肉と一緒に調理すると煮物になりますよ。
まとめ すき焼きとは調理順序のある面倒くさい料理なのだ
すき焼きのポイントは、その食材投入順序にあります。
お肉がメインですから、できるだけおいしく食べたいものです。割り下で煮るのではなく、ちゃんと焼き目をつけて、それから割り下を絡めることで、とても香ばしい、おいしい牛肉を食べることができます。
くれぐれも ごっちゃ煮料理にはしないでくださいね。
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