LOVEBITES  っていう名の女性ヘビメタバンド 女子でも上手いね・・

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LOVEBITES  女性5人組のヘビメタバンド

この記事では LOVEBITES  について書いています。「なんだそれ?」っていう方は以下を参考に。

参考音源

LOVEBITES – Don't Bite The Dust [MUSIC VIDEO (with English lyric subtitles)]

 

まあ、こういうグループもあるよ ってな話なんですが、これ演奏は全部自分たちでやっています。

ライブを観に行かれた方によると、ほぼライブでも同じような感じ、音圧でやるそうです。まあ実力派ってことで絶賛する方も多いみたいですね。

ただ、デビューして「これから・・」って時に運悪くコロナ騒動が起きちゃって、通常であるならやることができる活動・・ツアーなんかを制限されちゃってるみたいです。

個人的にはこういうメタル系って普段はまったく聴かないのですけれども、まあ女の子がすげーギターを弾くっていうのでちょっくら聴いてみたわけで。

あ、あとドラムの子もすごーい。これよく体力持つなぁとか。

んで感想なんですが、たしかにすごいですねぇ。いや、嫌みじゃなくってね・・上手いし、ちゃんとツボみたいなのを分かってるっていう感じで。

よく練習していると思いますし、そこらへんのへっぽこギターの兄ちゃんじゃあ音楽理論的知識の上でも負けるんじゃないかと(笑)

まあ、ヘビメタの様式美という点でいうならば100点満点でしょう。

 

情報によると、ギターの方のどちらかは MI という音楽学校出身らしい。

 

なぜ、そんなことを書くかと言うと・・

いわゆる ヘビメタ系ギター には流派みたいなのがあると前々から感じていたんですよ。それが・・この MI ですね。

ぶっちゃけ書くと、どれを聴いても、誰を聴いてもみんな同じに聴こえるというね(笑)そんなことありませんか?

アームを使った派手な演出、タッピングは標準装備(笑)シークエンスでもって組み立てたフレーズ、速弾きで駆け上がってからのチョーキングなどなど、パターンはいろいろあるのですが、イメージとしては「メカニカル」ですね。

構成をよく練ったあらかじめ考えられたストーリーのようなアドリブソロ・・いや、アドリブではなくってただのソロだけど。

これがね、どれもよく似た感じに聴こえるのは僕だけなのか?

楽曲におけるギターソロパートが似てくるのはある意味しょうがない・・?

さて、今回 LOVEBITES を取り上げたのは、なにも彼女らのことを書きたかったわけではありません。では何にこだわったのかというと・・それはギタースタイルです。

これがなんというかひとつのパターンというか流儀というのか分からないが、明らかに「できあがったスタイル」というのがあるなぁ・・ということ。

んで、それが MI という音楽専科からの影響が大きいんじゃないかってことなんですよ。良いか悪いか? といった話ではないんで誤解しないで欲しい。

MI はアメリカはハリウッドに本部があり、エンタメ要素を重視しているのは間違いない

まあ、話はちょっとややこしくなるんだけど・・エンターテイメント要素っていうのはもちろん音楽業界にもありまして、つまりは「お金と音楽」というものは切っても切り離せない関係にあるのが現代なんですね。

んで、いわゆるプロミュージシャンと言ってもですね、まあぶっちゃけお金になるミュージシャンというのが現代におけるプロの定義じゃないかって思える時があってね。

これはアーティスト活動もスタジオミュージシャンも同じ。いわゆる商業的にどうかってのが一番にくるわけで。

何を言ってるか わかるよね?(笑)

要はウケて売れる音楽を創れるヤツが勝者なわけよ。ここにはいろんな論争というか価値観のぶつかりがあるんだけど、結局のところ、なんで音楽なんかやるのか? っていうと・・

お金と名声が欲しい

これに尽きる。これはミュージシャン本人たちだけではなくて、そこに関わるすべての人に言える。つまり音楽を教える側ももちろんそうであり、どうやってプロデュースしてスターダムにのしあがるか? ってのが一番重要なことなのです。

上で書いたことはもちろん僕の個人的な思い込みであるので 「お前の言うことは違う!」 という方がいることは重々承知して書いていますよw

これはある意味 「しかたがないこと」 なのであり、自己実現の方法なんですね。んで、それを教えるのが「MI」であり、したがってそこには大衆に訴える「方法論」が昔っからあるわけで、だいたい似たような路線になってくるわけです。

※ これは大手の民間音楽学校はみな同じだと思います。

というわけで、とくにギタースタイルに関しては一定のパターンというものが見えてくるはず。くどいですがこれはギタープレイの良し悪しについて語ってるわけではないです。

メタルにはひとつの王道スタイルというべきものがある・・という話なわけで。んで、こういう路線を目指したギターっていうのはあんまり個性的には聴こえないなぁと僕は感じるわけですよ。

ちょっと思いつくまま書き上げてみると・・

速いフレーズを一糸乱れず弾き切る、音飛びの激しい変態的フレーズの連続技とか、ぶぎゃーという叫びのようなサウンドを出すとか (笑)

まあ、何やってもいいんですけど僕にはあんまりウケない。音楽的にはおもしろくないです。まるで曲芸を見せられているような気になる。

個人的にツマラナイと感じる点を挙げると・・

ツーバスでドコどこどこと、たぶん16ビートで数えればいいんだと思うが・・リズムが単調でつまらん。

音楽構造的になにか新感覚があるわけでもないし、こういう感じを聴くのならバロック音楽を聴いていた方がはるかにマシ。

たとえばバッハの作品からフレーズをパクってコード進行を作り、ギターを歪ませ高速アルペジオシーケンスをつくって弾けばこういう感じにはなると思います。

問題は 「それをやるか? やらないか?」 ってだけ(笑)まあ、ギタリストとしての美意識しだいなんだろうね。

まあ、こういうのが好きで「こんなのやりたい」っていうギタリストがいるのは別に良いんですけど、こういうスタイルだけが「上手いギタリスト」っていわれると「そりゃ違うわ」って僕は思うわけで。

他人のギタースタイルに関してアレコレ言うのもなんですが、もっと個性的なものを聴いてみたいなぁと感じますね。

ぶっちゃけ スタイルを真似るのは簡単なんです。訓練すれば誰でもある程度は弾けるようにはなります。しかしスタイルを創り上げることは訓練だけではできないのですよ。僕はそこに価値を見出しますね。モノマネだけじゃない、その人だけが持つ感性を大事にしたいし、また評価もしたいです。

 

 

 

 

 

 

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