競艇AI予測プロジェクト4000R中間報告。回収率は伸びたが、まだ採用しない理由
競艇AI予測プロジェクトの検証が、4000レース付近まで進んできました。
前回は、3000レースを超えた時点でA/Bの正式評価を行いました。その時点では、AもBも回収率はプラスでした。ただし、最大連敗がかなり重く、高配当依存も見えたため、「まだ採用しない。5000レースまで伸ばして再評価する」という判断にしていました。
今回は、その途中チェックです。
5000レースまで待つ前に、4000レース時点で一度確認しました。
結論から言うと、A/Bともに数字はかなり良くなっています。
ただし、それでもまだ採用はしません。
理由は、前回と同じです。
回収率は良く見える。
利益も伸びている。
でも、高配当依存と連敗リスクがまだ重い。
だから、4000レース時点では「かなり面白いが、まだ実運用には早い」という判断です。
4000R時点のA/B検証結果
今回の4000R時点の主要数値は、次のようになりました。
| 条件 | 対象数 | 回収率 | 利益 | 最大連敗 | 的中数 | 的中率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 1881 | 168.69% | +300,380円 | 153 | 60 | 3.19% |
| B | 1529 | 195.60% | +322,850円 | 124 | 45 | 2.94% |
数字だけ見ると、かなり強いです。
Aは対象1881件で、回収率168.69%。利益は+300,380円。
Bは対象1529件で、回収率195.60%。利益は+322,850円。
特にBは、ほぼ回収率200%に近いところまで伸びています。
普通に見れば、「これはもう使えるのでは」と思いたくなる数字です。
ただ、自分としてはここで止まって考えます。
本当に安定しているのか。
たまたま大きな配当を拾っただけではないのか。
この連敗に耐えられるのか。
今回も、そこが一番大事です。

Bの回収率195.60%って、かなり強く見えるよね。普通なら、かなり期待してしまう数字だと思う。

だが、回収率だけでは判断できない。高配当依存、最大連敗、的中率を同時に見なければならない。
AとBの違いを簡単に整理する
ここで、AとBの違いも簡単に整理しておきます。
正直に言うと、プロジェクトの中ではA、Bという名前で検証しているため、あとから見ると少し分かりにくいです。自分でも、「AとBって何が違うんだっけ」となりやすい部分です。
今回確認できている範囲では、AとBの大きな違いは、最低オッズ条件です。
Aは、min_odds 50。
Bは、min_odds 60。
つまり、Aはオッズ50倍以上を対象にする条件。
Bはオッズ60倍以上を対象にする条件です。
ものすごく簡単に言えば、Bの方がより高配当寄りです。
Aは、比較的広めに拾う。
Bは、さらに低い配当を切って、高配当側に寄せる。
そういう違いとして見ています。
ただし、買い目生成の細かい部分や、予測確率モデルの中身まで完全に説明できるわけではありません。今回の確認では、主に最低オッズ条件の違いまでを把握しています。
なので、この記事ではこう整理します。
Aは、最低オッズ50倍以上の検証パターン。
Bは、最低オッズ60倍以上の、より高配当寄りの検証パターン。
どちらも、AI予測とオッズ条件を組み合わせて、「買う価値がありそうな買い目」を絞り込むための内部検証ルールです。

つまり、AよりBの方が高配当狙いに寄っているという理解でいいのかな。

おおむねそうだ。Aは最低オッズ50倍以上、Bは60倍以上。Bの方が的中率は下がりやすいが、当たったときの破壊力は大きくなりやすい。
3000R時点からどう変わったのか
前回の3000R時点と比べると、A/Bともに回収率と利益は大きく伸びています。
| 条件 | 評価時点 | 対象数 | 回収率 | 利益 | 最大連敗 | 的中数 | 的中率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 3000R | 1535 | 142.21% | +151,060円 | 153 | 51 | 3.32% |
| A | 4000R | 1881 | 168.69% | +300,380円 | 153 | 60 | 3.19% |
| B | 3000R | 1261 | 158.50% | +163,340円 | 124 | 38 | 3.01% |
| B | 4000R | 1529 | 195.60% | +322,850円 | 124 | 45 | 2.94% |
Aは、回収率142.21%から168.69%へ上昇。
利益も+151,060円から+300,380円へ伸びました。
Bは、回収率158.50%から195.60%へ上昇。
利益も+163,340円から+322,850円へ伸びました。
これはかなり良い変化です。
しかも、最大連敗は悪化していません。
Aは153のまま。
Bは124のまま。
ここだけを見ると、かなり前向きな結果です。
3000Rから4000Rに伸ばしても崩れなかった。むしろ回収率と利益は伸びた。最大連敗も悪化していない。
これは、検証継続の価値がある結果だと思います。
ただし、的中率は少し下がっている
一方で、悪くなった点もあります。
的中率は、A/Bともに少し下がりました。
Aは3.32%から3.19%。
Bは3.01%から2.94%。
大きな悪化ではありませんが、方向としては少し下がっています。
つまり、回収率と利益は伸びたけれど、的中しやすくなったわけではありません。
むしろ、少ない的中で大きな配当を拾ったことで、全体の数字が押し上げられている可能性があります。
ここが重要です。
回収率が上がったから、安定性が上がったとは限りません。
今回、最大払戻147,080円という大きな的中が入っています。この1本が、利益の見た目をかなり良くしている可能性があります。
もちろん、高配当を拾えること自体は悪いことではありません。
三連単を狙う以上、高配当を拾わなければ大きなプラスにはなりにくいです。
ただし、それが再現性のあるものなのか、それともたまたまなのか。ここを見極める必要があります。

回収率は上がっているけど、的中率は少し下がっている。つまり、安定して当たるようになったわけではないんだね。

そうだ。今回の良化は、高配当の的中によって押し上げられている可能性がある。だから、喜ぶ前に利益の中身を見る必要がある。
上位10件を除くと、まだ100%を超えていない
今回、とても大事な確認があります。
上位10件の高配当的中を除いた後の回収率です。
Aは、3000R時点で85.24%。
4000R時点では87.44%。
Bは、3000R時点で85.45%。
4000R時点では90.43%。
つまり、ここも少し改善しています。
これは良い材料です。
ただし、まだ100%は超えていません。
ここが一番冷静に見なければならない部分です。
高配当上位10件を除くと、AもBもまだマイナス圏です。つまり、現時点の大きなプラスは、かなり高配当に支えられているということになります。

高配当を除いても少し改善しているのは良いけど、まだ100%には届いていないんだね。

そうだ。ここを見落としてはいけない。表面上の回収率は強いが、利益の源泉はまだ高配当に大きく依存している。
この結果を見ると、自分の中では判断が少しはっきりします。
A/Bは崩れていない。
むしろ、4000R時点では良くなっている。
でも、安定収益と呼べる段階ではない。
そういうことです。
AとB、どちらが良く見えるか
4000R時点だけを見ると、Bの方がかなり強く見えます。
Bは回収率195.60%。
利益は+322,850円。
最大連敗は124で、Aの153より軽い。
しかも、3000R時点から最大連敗が悪化していません。
この点だけ見ると、Bはかなり魅力的です。
ただし、Bの的中率は2.94%です。Aよりさらに低いです。
つまり、Bはより高配当寄りの条件で、当たる回数は少ないが、当たったときの破壊力が大きい形に見えます。
これは、良くも悪くも尖っています。
AはBより対象数が多く、的中数も多いです。
Bは対象数が少なく、的中率も少し低いですが、回収率と利益は大きいです。
現時点では、こう見ています。
Aは「注意」。
Bは「継続寄りだが注意」。
Bの方が数字は強いですが、だからといって即採用ではありません。
むしろ、Bの強さがどれくらい高配当に依存しているのかを、5000Rでさらに確認したいところです。
なぜまだ採用しないのか
今回の数字は、正直かなり良いです。
特にBは、回収率195.60%です。
この数字だけ見れば、かなり夢があります。
でも、まだ採用はしません。
理由は3つあります。
1つ目は、最大連敗が長いことです。
Aは最大153連敗。
Bは最大124連敗。
これは、実際に運用するにはかなり重いです。バックテスト上では最後まで機械的に続けられますが、現実には人間が判断します。100回以上外れ続けたとき、本当に続けられるのか。そこはかなり難しいです。
2つ目は、的中率が低いことです。
Aは3.19%。
Bは2.94%。
三連単なので低いのは当然ですが、それでも運用するなら相当な忍耐が必要です。
3つ目は、高配当依存です。
最大払戻147,080円のような大きな的中が入ることで、全体の回収率が大きく押し上げられています。高配当を拾うこと自体は狙い通りかもしれませんが、それが今後も再現するかどうかはまだ分かりません。
だから、4000R時点では採用しません。
ここで焦って実運用に入るより、5000Rまで伸ばして、もう一度確認した方がいいです。

でも、ここまで数字が良くなると、少し試したくなる気持ちも出てくるね。

その気持ちが一番危ない。良い数字が出たときほど、検証を増やす。採用判断を急がない。それがこのプロジェクトのルールだ。
5000Rまで継続する理由
今回の4000Rチェックで、A/Bが完全に崩れていたら、条件見直しを考えるところでした。
しかし、結果はそうではありません。
A/Bともに回収率と利益は伸びています。
最大連敗も悪化していません。
上位10件除外後の回収率も少し改善しています。
つまり、検証を続ける価値はあります。
ただし、採用するにはまだ足りません。
だから、予定通り5000Rまで継続します。
5000Rまで伸ばしたときに見るべきなのは、次の点です。
回収率がまだ残っているか。
利益が一部の高配当に偏りすぎていないか。
最大連敗がさらに悪化していないか。
上位10件除外後の回収率が100%に近づくか。
AとBのどちらがより安定して見えるか。
特に、自分としては「上位高配当を除いた後の回収率」がかなり重要だと思っています。
ここが100%に近づくなら、かなり見方が変わります。
逆にここが80〜90%台のままなら、やはり高配当を拾えるかどうかに大きく左右される条件だと考えるべきです。
現時点の結論
4000R時点の結論は、次の通りです。
Aは、対象1881件で回収率168.69%、利益+300,380円。
Bは、対象1529件で回収率195.60%、利益+322,850円。
3000R時点と比べると、A/Bともに回収率と利益は大きく伸びました。
最大連敗も、Aは153、Bは124で悪化していません。
ここまでは良い材料です。
一方で、的中率は少し低下しています。
Aは3.32%から3.19%。
Bは3.01%から2.94%。
さらに、最大払戻147,080円という大きな的中が入り、利益の見た目はかなり良くなっています。高配当依存はまだ強いです。
上位10件を除いた後の回収率は改善しているものの、Aは87.44%、Bは90.43%。まだ100%には届いていません。
そのため、4000R時点の暫定判断はこうです。
Aは注意。
Bは継続寄りだが注意。
どちらも採用判断はまだ不可。
5000Rまで検証を継続します。
このプロジェクトは、競艇を煽るためのものではありません。あくまで、公営ギャンブルを題材にしたAIとデータ分析の記録です。
バックテスト上のプラスは、将来の利益を保証するものではありません。
だからこそ、良い数字が出たときほど、慎重に見ます。
4000R時点では、かなり面白い数字が出ました。
でも、まだゴールではありません。
次は5000R。
そこで、このA/B条件が本当に残るのか。
それとも高配当に支えられた一時的な結果だったのか。
そこをもう一度、冷静に確認していきます。
追記 資金面から見た4000R検証
資金面から見ると、1レースの負担は意外と軽い
今回、資金面の確認も行いました。
ここで分かった重要な点は、「対象数」は買い目数ではなく、条件A/Bに該当して購入対象になったレース数だということです。
実際の買い目数は、Aが4373点、Bが3377点でした。
購入金額は1点100円固定です。ただし、1レースごとの買い目数は変わるため、投資額もレースごとに変動します。
| 条件 | 総投資額 | 総払戻額 | 利益 | 平均投資額 | 最大投資額/レース | 1日最大投資額 | 最大ドローダウン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 437,300円 | 737,680円 | +300,380円 | 232.48円 | 600円 | 23,100円 | 32,700円 |
| B | 337,700円 | 660,550円 | +322,850円 | 220.86円 | 600円 | 18,500円 | 26,400円 |
この結果を見ると、1レースあたりの負担はかなり軽いです。
Aは平均232.48円。
Bは平均220.86円。
つまり、1レースで何千円も入れるような重い運用ではありません。平均すると、1レースあたり2〜3点ほどを100円ずつ買う形に近いです。
最大でも1レース600円です。
この点だけ見ると、かなり現実的に見えます。
ただし、注意点もあります。
対象レース数が多いため、累計の総投資額はAで437,300円、Bで337,700円まで積み上がっています。さらに、Aでは最大153連敗、Bでは最大124連敗が出ています。
最大連敗時の推定損失は、Aが32,700円、Bが25,100円。
最大ドローダウンは、Aが32,700円、Bが26,400円でした。
資金破綻チェックでは、今回の実績順で見る限り、10,000円、30,000円、50,000円、100,000円のいずれでも破綻しませんでした。
ただし、これは途中で利益が先に出ていたことも効いています。
だから、「1万円でも大丈夫」と考えるのは危険です。
実運用を考えるなら、最低でも最大ドローダウン相当、つまりAなら32,700円、Bなら26,400円以上の余裕資金は必要だと見た方がよさそうです。
安全側に見るなら、3万円から5万円程度の検証資金は欲しいところです。
とはいえ、これはあくまでバックテスト上の話です。
実際の舟券購入、投票、運用判断はまだ行いません。
4000R時点では、資金面でもかなり現実味は出てきましたが、高配当依存と長い連敗リスクは残っています。
したがって、予定通り5000Rまで監視を継続します。


