競艇AI予測プロジェクト途中経過。3000レース超でプラス、それでも採用しない理由

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競艇AI予測プロジェクト途中経過。3000レース超でプラス、それでも採用しない理由

競艇AI予測プロジェクトの検証が、3000レースを超えるところまで進んできました。

このブログでは何度か書いていますが、これは「競艇で一発当てたい」という話ではありません。もちろん、公営ギャンブルを扱っている以上、最終的には回収率や利益を見ることになります。ただ、自分の中ではそれ以上に、AIとプログラムを使って、どこまで現実的な検証ができるのかを試している感覚が強いです。

今回、3000レース到達後のA/B正式再評価を行いました。

結果だけを先に言うと、AもBも回収率はプラスでした。

普通なら、ここで「おっ、いけるのでは」と思いたくなります。実際、数字だけを見るとかなり強く見えます。ただ、今回の記事で書きたいのは、そこから先の話です。

プラスで終わっている。
でも、途中の連敗が重い。
だから、まだ採用しない。

今の結論はこれです。

3000レース超の検証結果

今回の検証結果は、次のようになりました。

条件 対象数 回収率 利益 最大連敗 的中数/的中率
A 1535 142.21% +151,060円 153 51 / 3.32%
B 1261 158.50% +163,340円 124 38 / 3.01%

Aは1535件を対象にして、回収率142.21%。利益は+151,060円。
Bは1261件を対象にして、回収率158.50%。利益は+163,340円。

この数字だけを見ると、かなり良いです。

特にBは回収率158.50%ですから、バックテスト上はかなり強く見えます。対象数はAより少ないのに、利益はAより大きい。つまり、より高配当側を拾っている可能性があります。

ただし、ここで手放しに喜べない数字があります。

最大連敗です。

Aは最大153連敗。
Bは最大124連敗。

ここが、今回一番重く見なければいけない部分です。

クルー

回収率だけ見たら、かなり良く見えるよね。普通に考えたら「もう使えるんじゃないか」と思ってしまう。

オーディン

だが、そこだけを見ると危ない。回収率158%という数字と、最大124連敗という数字は、必ずセットで見なければならない。

AとBは何なのか

ここで、自分自身も少し整理しておきたいのが、AとBの意味です。

正直に言うと、AとBという名前だけを見ると、何のことか分かりにくいです。自分でも、途中で「あれ、AとBの違いって何だったっけ」となります。

今回の理解では、AとBは、競艇AI予測プロジェクトの中で比較している内部検証用の2つの買い方候補です。

どちらも、AI予測やオッズ条件を使って、「買う価値がありそうなレース、買い目」を絞り込むための条件です。

今回確認できた主な違いは、最低オッズ条件です。

Aは、min_odds 50。
Bは、min_odds 60。

つまり、Bの方が少し高配当寄りです。低いオッズをさらに切って、より大きな配当を狙う形に近いと考えられます。

ただし、買い目生成の細かい部分や、予測確率モデルの中身まで完全に説明できるわけではありません。今回確認したファイルから断定できるのは、主にこのオッズ条件の差です。

なので、この記事ではA/Bを次のように扱います。

Aは、最低オッズ50以上を条件にした検証パターン。
Bは、最低オッズ60以上を条件にした、より高配当寄りの検証パターン。

どちらが正しいかを決めるというより、どちらの条件が長期的に残りやすいのかを比べている段階です。

プラスなのに、なぜ喜びきれないのか

今回の結果は、かなり悩ましいです。

回収率だけ見れば、AもBも十分すぎるほどプラスです。普通に考えれば、これはかなり良い途中経過です。

しかし、的中率を見ると話が変わります。

Aの的中率は3.32%。
Bの的中率は3.01%。

かなり低いです。

もちろん、三連単を対象にしているので、的中率が低くなるのは当然です。三連単は、1着、2着、3着を順番通りに当てる舟券ですから、簡単に当たるものではありません。

ただ、的中率が3%前後ということは、外れる期間がかなり長く続くということです。

そして実際に、Aでは最大153連敗、Bでは最大124連敗が出ています。

これが現実の運用になると、かなり重いです。

たとえば、Aを使っていた場合、過去データ上では153回連続で外れる場面があったということになります。

最終的にプラスになるとしても、その途中で153連敗したらどうなるか。

普通は耐えられないと思います。

資金も減ります。
精神的にもきついです。
「この方法はもうダメなんじゃないか」と思って止めたくなるはずです。

バックテストでは、最後まで機械的に買い続けた結果を見ることができます。でも、現実には人間が判断します。途中で不安になるし、資金が減れば冷静さも失われます。

だから、回収率がプラスであることと、実際に使えることは別問題です。

高配当依存という問題

もう一つ気になるのは、高配当依存です。

今回の結果は、的中率が3%前後なのに、回収率は大きくプラスです。

これはつまり、少ない的中で大きな配当を取っている可能性が高いということです。

この形は、ハマれば強いです。

しかし、裏を返せば、重要な高配当を取り逃したり、今後その高配当が出なかったりすると、一気に成績が崩れる可能性もあります。

ここが怖いところです。

競艇の三連単は配当の偏りが大きいので、数回の大きな的中が全体の回収率を押し上げることがあります。つまり、回収率だけを見て「これは安定している」と判断すると危険です。

本当に見るべきなのは、利益の出方です。

なだらかに積み上がっているのか。
一部の大きな的中に依存しているのか。
長い期間に分けてもプラスが残るのか。
連敗後に回復できているのか。

こういう部分まで見ないと、実運用には進めません。

クルー

つまり、数字は良いけど、その良さが本物かどうかはまだ分からないということか。

オーディン

そうだ。大事なのは、都合のいい数字だけを見ないことだ。回収率と同時に、連敗、的中率、資金耐性を見る必要がある。

3000レースで採用しない理由

今回、AもBもプラスで終わっています。

それでも、3000レース時点では採用しません。

理由ははっきりしています。

連敗が重すぎるからです。

Aの最大153連敗、Bの最大124連敗は、実際に運用するにはかなり厳しい数字です。もちろん、1点100円で機械的に運用するだけなら、資金面では耐えられる可能性もあります。しかし、問題は金額だけではありません。

本当にその連敗を受け入れられるのか。
途中で条件を疑わずに続けられるのか。
一時的なプラスに見えているだけではないのか。

この確認がまだ必要です。

ギャンブル予測で一番危ないのは、自分に都合のいい結果だけを見ることだと思っています。

「回収率158.50%」だけを見ると、すごく魅力的です。
でも、「最大124連敗」も同時に見ないといけません。

この2つはセットです。

回収率だけを切り取れば夢があります。
連敗だけを見れば怖すぎます。
だから、両方を見た上で判断する必要があります。

次は5000レースまで伸ばす

次の節目は5000レースです。

3000レースでプラスだった。
では、5000レースでもプラスが残るのか。

ここを確認します。

もし5000レースまで伸ばしてもA/Bのプラス傾向が残るなら、かなり見方は変わってきます。少なくとも、3000レース時点よりは信頼度が上がります。

逆に、5000レースまで伸ばしたときに回収率が大きく下がるなら、今回のプラスは一時的な偏りだった可能性が高くなります。

また、最大連敗がさらに伸びるかどうかも重要です。

Aの153連敗、Bの124連敗が、5000レースでどこまで悪化するのか。
それとも、このあたりで収まるのか。

ここはかなり大事です。

実運用を考えるなら、「最終的にプラスになるか」だけではなく、「途中でどれだけ沈むか」を見なければいけません。

AI予測は魔法ではない

このプロジェクトを進めていて思うのは、AI予測は魔法ではないということです。

AIを使えば簡単に勝てる。
プログラムを組めば自動で利益が出る。
そういう単純な話ではありません。

むしろ、AIを使うからこそ、検証が必要になります。

データが正しく取れているか。
条件が過去データに合いすぎていないか。
レース数を増やしても同じ傾向が残るか。
回収率だけでなく連敗も見ているか。
実際に資金を入れたときに耐えられるか。

こういう地味な確認を積み重ねないと、使えるものにはなりません。

今回の3000レース超の結果は、かなり面白いです。
ただし、完成報告ではありません。

あくまで途中経過です。

データで見る限り、何かしらの可能性は見えています。でも、それを実際に採用できるかどうかは、まだ別の話です。

現時点の結論

現時点の結論は、こうです。

3000レース超の検証では、AもBも回収率はプラスでした。

Aは1535件で、回収率142.21%、利益+151,060円。
Bは1261件で、回収率158.50%、利益+163,340円。

数字だけなら、かなり良い結果です。

しかし、Aは最大153連敗。
Bは最大124連敗。

この連敗リスクは重いです。

だから、3000レース時点では採用しません。次は5000レースまで検証を伸ばし、同じ傾向が残るかどうかを再評価します。

このプロジェクトは、競艇を煽るためのものではありません。あくまで、公営ギャンブルを題材にしたAIとデータ分析の記録です。

バックテスト上のプラスは、将来の利益を保証するものではありません。

だからこそ、良い数字も悪い数字も、そのまま記録しておきたいと思います。

次の節目は5000レース。

そこでAとBの条件が本当に残るのか。
それとも、今回のプラスが一時的なものだったのか。

そこを、もう一度冷静に確認していきます。

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