音楽家としてのビルフリーゼルのすごさ あなたにはビルフリーゼルのハーモニーセンスのすごさが分かるでしょうか?

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音楽家としてのビルフリーゼル 派手さはないが独特のハーモニーセンスにギタリストとしてのすごさを感じるのよ!!

僕の好きなギタリストのひとり ビルフリーゼル。一応ジャンルとしては ジャズギタリスト になるかと思います。

 

まあ、ウィキを見ても彼の音楽性についての記述はほとんどありませんので、どんなサウンド、音楽性なのかということは、かれの録音テイクを聴くしかないのですけどねw

なぜ僕が ビルフリーゼル というギタリストを何度も記事にして取り上げるのか?

それは、彼の音楽性というか・・・精神性とでも言うのかな・・・なんかね、彼の弾くギターサウンドというのは「深み」というものをすごく感じさせてくれるのですね。

テクニック的に 「ものすごい!」 というのとは違って、なぜかとても知的な感じがするわけですよ。おそらくこういう感情というか印象を与える理由としては、「音の選び方」と、あとは「メロディに対する洞察」というのがとても考え抜かれたものだからだと思うんですね。洗練されてるといってもいいかもしれない。

フツーはね、ギタリストというのは、ある程度自由に弾けるようになってくると、パターンプレイというか、お決まりのパターンに逃げちゃう傾向ってのが少なからずあるわけなんですが・・・

これがビルフリーゼルには、そういう「ごまかし的」なプレイがほとんどない。(と僕は感じている)

いつも常に「何か考えながら」「メロディを意識しつつ」弾いている感じがして、悪く言うと「たどたどしさ」を感じてしまうというかね、そういう印象を受けちゃうんですよ(笑)

とても上手いんだけど、自分に厳しいというか、現状に甘えることなく常に音楽的チャレンジをしているように見えるんですよ。

というわけで、ビルの解説付きのおすすめ動画がありましたのでシェアしたいと思います。ちなみに日本語字幕はありませんので、YOUTUBE の自動翻訳設定でお楽しみいただけたらと思います。

 

The Guitar Artistry of Bill Frisell (3/5)

 

シンプルなメロディラインから 「どのように楽曲を解釈してハーモニーをつけていくのか?」 という過程、プロセス、および考え方を知ることができると思います。

(注)翻訳は自動翻訳なので、なかなか意味をつかみとるのが難しいですねw ビルの伝えたいことがイマイチ分かりにくいかも知れません。

まあ、僕なりの解釈を少し書いてみると、これらの解説というのは、即興演奏・・・インプロヴァイズの方法論なのではないかと思うのですね。それをビルフリーゼルの言葉で表現しているわけです。だからすごく分かりにくいのです。

理論的にというよりは、イメージで説明している印象を受けます。モチーフとなってるメロディ(何かのスタンダードだと思われる)を、音楽理論的に説明しようとすることはできるはずなのですが、あえてそうはせずに、イメージで伝えようとしている。

まずメロディにベースを付けて音楽の骨格をつくり、つぎにメロディの間のわずかなスペースに短いパズルをはめてメロディを浮き立たせます。そしてメロディにハモリをつけて、微妙なニュアンスを付け足す。

動画後半でやってることは、テンションをオクターブ下げて、2度とか4度でハーモニーをつくるテクニックというかアイデアですね、たぶん。

長2度とか、あるいは非常に鋭い響きとなる短2度のハモリも使っています。すごく興味深いやり方だと感じます。こういう「一聴すると不協と感じるような響き」というのを上手く使うのですよ、彼は。

かなり若い時の動画ですね。彼がなぜギター界において評価されてるのか? よく分かる動画だと思います。すばらしい!!

 


 

以下は歳をとってからの演奏w 髪の様子が違うw

 

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