瓦の差し替えを業者に頼まずに自分でやって修理した話 意外と簡単だよ

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このページは瓦の差し替えについて書いています。

たいていの人は瓦業者に修理というか瓦の状態を見てもらうんだと思います。そのほうが安心ですからね。なにより屋根の上での作業っていうと危険を伴います。それにもし瓦の差し替えを自分でやろうとすると、瓦って1枚でもそれなりに重いので屋根に持って上がるのも大変です。

しかし何事も自分でやってみるのも経験のうち。安くできるので是非挑戦してみてください。

工事費の見積もり見て、「びっくり」 ってこともありませんから。

どうして瓦の差し替え作業を自分でやってみようと思ったのか?

それは 台風の過ぎ去った後というのは瓦業者が猛烈に忙しくなって、修理を依頼してもなかなか来てくれないからです。

雨漏りなどで急を要する場合、自分で修理するしかありません。放っておくと腐食が進むし、なにより不快です。

だって部屋に雨水が落ちてくるんですよ? これほど不快なことはありません。

瓦の差し替えに必要なもの

まず、瓦。あらかじめ自分の家の屋根瓦を調査して破損個所の瓦サイズや種類を把握しておくこと。

瓦の知識なんかなくても大丈夫です。スマホさえあればいいんです。スマホで破損した瓦なんかを撮っておいて、あとは同じものを探します。あるいは瓦屋さんに直接画像を見せて問い合わせて調達します。

気になる価格ですが、僕のケースでは一枚およそ500円ぐらいでした。

屋根全体の破損状況から、だいたいの必要な枚数を計算します。実際の破損枚数よりも少し多めに調達しておくことをおすすめします。

瓦って言うのはまあ消耗品みたいなもんですし、差し替えの途中で新たな破損を見つけたりしますからね。少しぐらい余分にあっても邪魔になるものではないです。

あまりにもたくさん傷んでいるなら自分でやるのはあきらめたほうがいいです。その場合は業者の都合がつくまでブルーシートのデカい奴を屋根の尾根から掛けておいて固定しておきましょう。

なぜ破損個所だけではなく屋根の尾根から掛けるかというと、瓦って言うのは一番上、つまり尾根から雨水が流れる構造だからです。
破損個所だけに掛けると上からの雨水が全部破損個所に流れ込んできます。だから一番上から破損個所を含む範囲全部に掛ける必要があります。

僕の場合はだいたい12枚ぐらいの割れがありました。これぐらいなら頑張れば一人でできます。

あとは ペンチ、プライヤー などと、そして 針金 が必要です。ゴム製ハンマーがあるとなお良いです。

瓦の差し替え 作業準備 瓦を現場に持って上がる

まずは新しい瓦を現場まで持って上がります。僕らは業者が使うようなリフトは持っていませんから少しづつばらして1枚づつハシゴで上に上げます。

1枚づつ慎重にやりましょう。

瓦差し替え作業でいちばんキツイ仕事です。くれぐれも転落や持っている瓦を下に落とさないように慎重にすすめること。下手したら新たな破損を自分で引き起こすことになります。それだけは避けましょう。

破損した瓦を取り除く

ヒビが入ってる瓦とか、あるいは欠けてしまった瓦を1枚分まるごと除去します。この場合ハンマーなどで細かく砕いてもいいです。ただし他の瓦を傷つけないように。

地域によっては違うのかもしれませんが、おそらく瓦は針金状のもので細い垂木に縛り付けられているものと思われます。

グイっと引っ張れば簡単にはずれるとは思いますが、少しめくってみて状態を確認してから引き抜きます。上側の瓦が被ってきているので作業をやりやすくするために欠けた瓦などをかませて少しすきまを作ってください。

新しい瓦を固定するための針金を垂木に通す

この状態で細い垂木が見えていると思います。防水シートと垂木のすきまに針金を突っ込んで垂木を1周する形で手前に引っ張ります。これで差し込んだ側と引っ張り込んだ側とで2本の針金が手元にある状態にします。

ある程度の長さがないと上側の瓦があるので作業がやりにくいです。余裕をもってカットしてください。

また針金の太さなんですが、太すぎると扱いにくいので、細めの番手でいいかと思います。じゅうぶんな長さがあれば鉄筋を固定するやつでもいいかもしれません。

僕はちょっと太めの針金を使いましたが、やっぱりやりにくかったです。太いと手元に引っ張りにくいんですね。強度と扱い安さを考えてちょうどいいバランスを考えたほうがよかったです。

瓦の下には必ずシート状のものが敷かれていると思います。それを垂木で押さえているといった感じ。

もしもシートがいかれていたらそこも補修したほうがいいです。なにか当て物をするとかいったレベルでもいいんじゃないかと思います。できれば防水シートがベスト。

新しい瓦に針金を通して手前に引っ張りつつセットする

瓦の上部には針金を通すための小さな穴が二つほど開いています。ここに先ほど垂木に通した針金を刺します。

そして針金を引っ張りつつ定位置にセットします。

最後にピヨーンと手前に伸びている針金を結んでねじって締めます。この時締めすぎると簡単に切れちゃうので注意。

余ってはみ出している針金は瓦の下にねじ込んでおけばOKです。これで完成です。

最後に破損した瓦を下に降ろします。庭などにぶん投げてもいいのですが、割れた破片が周囲に飛び散りますのでやめたほうがいいです。

面倒でも少しづつ抱えて持って降ります。

以上、瓦の差し替え作業でした。今回、写真はいっさい撮っていません。実際それどころじゃないぐらい事態が切迫していたので。

台風ってほんと嫌です。皆さんの家の屋根大丈夫ですか? たまにチェックしたほうがいいですよ。雨漏りしてなくても瓦が傷んでるかもしれないですからね。

おわり。

 

 

 

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