デフォルトモード・ネットワーク(DMN)について

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「自分とはそういうヤツなのだ」という認識を根本的に変える・・脳機能には確実にセルフイメージを書き換えるメカニズムがある

 

2001年にワシントン大学の神経学者マーカス・レイクルが脳の中にデフォルトモード・ネットワーク(DMN)という回路を発見した。
さて、上の囲い文は以下のページからのコピーです。

引用したページの要約としては、ざっくり言うと「変性意識」 についてです。

 

 

まあ、言ってみれば通常の覚醒時の意識状態とは異なる状態を指す言葉ですよね。

 

んで、この状態となるために、いわゆる 「クスリ」 であるとか、あとは「瞑想」を行うことによって「そういう状態」になるということ。

僕自身はマリファナやら、その他あらゆる「クスリ」というものに対してはまったく興味や好奇心などないのですが、自らの意識に対して能動的に働きかけて得ることのできる「変性意識」というものに対してはかなり興味があります。

 

さて、これらはいったい何の役に立つのか? 単純に書くと「心と体の健康」ということになるのですが、僕の関心はそこにあるわけではない。

「じゃあなんだ?」といいますと・・・

 

私達は誰しもが漠然とした形で「自分はだいたいこんな感じの奴」という認知を持っている。
この漠然とした自己認知を形作っている基盤がDMNで、DMNは脳の中にある様々な情報を自己という認知と紐付けてるネットワークの中心部として作用する。
一言でいえばDMNはアイデンティティの源だ。

つまり、脳にある「自分という人間を規定しているプログラム」である DMN という回路を書き換えるだけで、これまで見ていた世界がまったく違う世界に見える可能性がある。

ということですね。

なぜこれが重要なことなのか? あなたには理解できますか?

「自分はだいたいこんな感じの奴」という認知はどうやって自分の意識に生まれたのか?

Default デフォルト って言葉・・よく使いますけどだいたい以下で意味が分かると思います。

コンピュータなどで、あらかじめ設定されている標準の状態・動作条件。初期設定。初期値。

ま、初期設定 っていうか、あらかじめ設定されている既定値みたいな感じです。

ヒトはいくつぐらいでこの初期設定(アイデンティティの確立)がなされるのか?

僕自身の記憶をたどると、まあ覚えているのが幼稚園ぐらいからかな? それ以前というと人間関係とか誰かが言ったこととか、ましてや出来事などもまったく覚えていない。

なので、感覚的に「幼稚園ぐらいから小学校低学年ぐらいまで」で、ほとんどの初期設定はなされていたんだろうと感じます。

まあ、それからも中学、高校、大学というように「何かの出会い」によって大きく変わる可能性もありますが、本を読んだり、あるいは誰かの話を聴くことだけでは、本当の意味では「自分とは何か?」については変わらないと感じます。

やはり自己形成する過程においては、自分ではなぜかは分からないけれども強烈に興味を惹かれたコト、モノ、あるいは 何らかの印象 が自己認識を創りあげる大きな要因になるんじゃないかと思うのですね。

こんな風に「記憶の奥底にある情報」と、「自己認知」を紐づける作業の繰り返しにより、次第に「自分とはこんな人」というセルフイメージがつくられていく。

そして、それを行う「脳内ネットワーク」の中心にある基盤がデフォルトモードネットワーク DMN という脳内回路なのですね。

この記事を書いている僕も、そして読んでくれているアナタも、もうすでに DMN は出来上がっています(笑)

あなたはすでに「自分とはこういうヤツだ」という認識を持っているし、それは僕も同じ。

問題はこの 自己同一性(アイデンティティ)=脳内回路 というものを書き換えない限り、世界がこれまでとは違って見えることは絶対にない

いくら読書をし、あるいはさまざまなセミナーを受けようとも、あなた自身が「そういうやつである」と心から思えない限りは「絶対に変われない」

 

どんなに自己啓発のテクニックを学んだところで、あなた自身が・・つまり、あなたの「自己認知」が書き換わらなければ、それは表面的なテクニックを学んだだけであり、「偽りの自己変革もどき」だと言っているんです。

 

これが大抵の自己啓発が失敗する原因だと断言します。

 

なぜ、おっさんはそんなに「自分は変わる必要がある」と考えるんだよ?

 

これはですね、現状の自分、そしてその生活すべてに対して「何の疑問も抱いていない人」に対してはまったく意味を持たない質問です。

疑問を抱かない人は何も考えていない・・・ということと同じ意味なのです。

自分にとっての幸せとは何なのか? 自分はこの生活を送るために生まれてきたのか? そもそも考えない人というのはそんなことすら考えずに日々「なんか楽しいことないかな?」というように、毎週末の楽しみを考えて過ごします。

毎日、早起きして仕事に行くことを「当然のこと」として受け止め、そしてより良い賃金で働くことを望む。

お金は労働の対価として受け取ることを当然のことだと考え、ヒトは働くことがすなわち生きることであると考える。

それって楽しいですか?

僕は全然楽しくありません。楽しくないからこそ「自分から見た世界の見え方」を変えたいと強く願うのですよ?

つまり「生活のために賃金を得る生き方」っていうのをぶっ壊したいんです。毎日楽しくてワクワクしてしょうがないという生き方をしたいんです。

そのためには根本的に「世界の見え方」を変えるしか方法がないんです。

僕がFXや株への投資について記事を書くのは、それが世界の見え方を変える唯一の方法だと確信しているからです。

つまり、経済的束縛から解放されることによってのみ、はじめてヒトは本来の自分という存在になれると確信しています。


さて、今現在、持っている「自己認識」つまりはセルフイメージというものは自分ではない「他の誰か」によって形成されている可能性はとても高いです。

あなたが自己形成を行う過程で「他の誰か」によってあなたや僕の人物像というものがすり込まれた可能性はとても高い。それはほぼ世界中の99.9%の人たちが「そうだ」と言い切れる。

この話はとても奥深くて、簡単に理解できるような類の話ではないのですが、とにもかくにも今までアナタや僕が築き上げてきた概念を一度ぶっ壊して再構築しないとおそらく理解することはできません。

そして、理解しようとしなければ理解できぬまま、この「お金を得るためだけの生活」が当然のこととして僕たちは死んでいくんです。

 

世の中は自分の持つイメージによって、いくらでも見え方は変わります。これは真実だと思います。だからこそ脳内回路の書き換えによって「世の中が幸せに満ちた世界」であるように変えることが自分の幸せにつながるんだと思います。

 

 

 

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