ジャズミュージシャンが説教することほどみっともないものはない・・「自分がその音楽が好きだからやってる」← それでいいんじゃないの?

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音楽なんて多種多様・・リスナーもプレイヤーもいろいろだ 自分の考えを押し付けることがいかにナンセンスなことなのか・・

さて、この記事では「音楽に対する考え方」について書いています。きっかけは、あるジャズジャズピアニストの動画を視聴したからです。

ここではあえて彼の動画をリンクすることはしません。なぜなら彼をおとしめることが目的ではないからです。

んで、肝心の内容についてなんですけど、彼はジャズはもっと芸術音楽として認められるべきであり、ちゃんと過去の偉大なプレイヤーに敬意を払いつつ、長い時間をかけて学習してこそ初めてジャズプレイヤーとして一人前になれるんだ・・みたいなことを言うわけですよ。

まあ、言わんとしたいことは分かる。そこらへんのガキがね、ぱぱっとコピーしたフレーズやら曲を弾くのとはわけが違うんだみたいなね(笑)

もっと重みと伝統があるんだぞ! お前らの弾くのは「なんちゃってジャズだ! ジャズもどきだ!」 というわけです。

こういった話をですね、延々続けるわけでね(苦笑)あまりにくだらないので途中で観るの止めたんですよ。

「彼はあんなこと考えながらいつもピアノ弾いているのかなぁ? そんなんつまらなくないのかなぁ?」

と、僕は思った。

自分が好きなスタイルで演奏できれば楽しいんじゃないか? 「音楽はこうでなければならない」なんて考え出すと途端につまらなくなる・・

僕の考えはこうです。

音楽に正解なんてない。僕は自分の好きなスタイルで音楽をやりたい。何かのきっかけでいろんな音楽を聴いたり、違うスタイルの弾き方をしたりすることはあるけれども、最終的には「自分が好きなことしかやりたくない」なので、それが評価されようが、あるいはされなくてもどっちでもいい。

要は他者の評価に依存しないことですね。自分がやっていて楽しいのが一番。誰かの評価や批評なんて気にしないけど、他者が持っているであろう価値観ももちろん否定はしない。

かりにそれ(他者が持つ価値観みたいなもの)が自分にとって合わなかったり嫌いだったらそれらと関わらない・・というような感じですw

まったく自分の気に入らないことを延々と語ったってね、それで何がどうなるって? どうにもならないですよね? (笑)

ヒトには承認欲求っていうのがありますから、まあ語りたい気持ちも分かりますけどね、そんなことにエネルギーを注ぐくらいなら好きなことに時間を費やした方が断然良い。

僕ね、彼(自称ジャズピアニスト)の主張を聞いていてね、「ああ、これってジャズ屋によくいるヤツだわ・・」って感じました。

なんていうかね・・権威性にこだわるというか、「オレが一番偉いんだ」みたいなねw

音楽理論や音楽史にも詳しくて、なおかつ難しいフレーズもなんなく弾けるオレ、すばらしい!・・みたいな。

そんなもの興味ない人にはどうでもいいことなんですよ。人から「すごい人」に思われることが楽器をプレイするうえでの動機になっているならば、これほど辛くてつまらないことはないです。

誰でも自分が好きなことをやるのが一番良いんです。ジャズが好きならばその道を究めればいいし、ロックならばロック、タッピングが好きで好きでたまらないんならば、ヴァンヘイレンばっかりやればいいと思うし(笑)

なんでもいいから、自分が「ビビビッ」と感じたものについてやれば良い。たとえそれが世間でどう評価されていたとしてもね。

音楽学校の先生の言うことを鵜呑みにするな! あるいはギターの弾き方をレクチャーする動画主の言葉もだ

ユーチューブなどの動画サイトには、たくさんの音楽に関するコンテンツがあります。

高い学費を払ってまで音楽スクールに通う必要なんてもうないんじゃないかと思えるぐらい、内容的には濃いものがあります。

でもね、音楽には答えがないんですよ。あるのは「音楽に対する個人的な観念」だけなんですよ。これ意味分かりますよね?

僕らが音楽について観ている、あるいは読んだり聴いたりしているのはあくまでも「他者が考えたもの」であって、自分で一から考え、そして感じた結果のものじゃあないです。

まあそれらは言ってみれば・・音楽における一般常識みたいなものでね、歴史的に受け継がれ洗練されてきた技術、知識の集大成なわけで、それをみんな有難がってバカみたいにコピーして・・

これがホンモノの音楽だ!ジャズなんだ!

なんて言ってるわけさ(笑)かなり尖がった意見だとは自分でも感じるけど、なんというか「しきたり」や、慣例、慣習・・音楽に置き換えれば、ちゃんとルールを踏まえた音楽っていうのか「理論的に整合が取れている」といった意味合いが強いんだろうとは思うけど、そういうのに捉われ過ぎているんじゃないかと思う。

あと、苦労して学習を重ねてこそ初めてホンモノの音楽ができるっていう感覚もくだらなくて反吐が出そうだ(笑)

まるでスポーツにおける根性物語みたいでね、僕はそういうのは大嫌いなんですよ。

音楽の答えっていうのは誰かに教えてもらうものじゃなくって、ましてや伝統を引き継ぐといったものでもなくて、自分で考えて、感じた結果じゃないかと思うんですね。もう自分にしか答えがない。

ミュージシャンもそうではあるけれど、ヒトっていうのは権威を盲目的に信じちゃうものなんです。

有名でね、名の売れたプレイヤーの言うことがあなたにとってベストな答えとは限らないです。また、実際に習っているティーチャーについても彼が言うことは彼自身の持っている信念っていうだけでね・・

だれも音楽について正解なんて知っちゃあいないんですよ。そんなもの(正解)はない。

いろいろな考え方や弾き方、あるいは理論に触れるのはいい。どんどん技術や知識を得ればいい。しかし答えをだすのは自分です。

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