プラセンタとはいったい何なのか?
プラセンタ という言葉、聞いたことがあると思うのですが、いったいこれは何なのか?
ということで「プラセンタ」という言葉の指す意味を正確に理解している人は少ないんじゃないかと思うのですね。一般的には体に良いとか、あるいは美容に良いとかという理由で摂取している方がほとんどだと思うのですが、このプラセンタ、じつは原料名そのものを指しています。
そして重要なことですが、このプラセンタに含まれる「有効成分」・・・すなわち「化学成分」というのは、特定されていません。
えッ? プラセンタって体に良い成分の名前かと思ってたわ・・・
違うんですね・・
ええ。リサーチしてみるとそういうことらしいです。
上のコピペの元記事は以下です。
ここまでリサーチして僕は、「プラセンタって、生薬みたいなもんだな・・・」 と思いました。んで、その起源・・・つまり、ヒトはなぜ胎盤エキスを食べようと思ったのか? あるいは考え付いたのか? ということに興味を持ちます。
んで、僕の過去の記事に生薬についての情報がリンクしてあったことを思い出しましたw それが以下。
上の記事中に次のリンクがありまして、これがかなり興味深い。
記事によりますと「胎盤」を生薬として利用することは世界中で見られ、その歴史が意外に古いことが書かれています。
おそらく人類創生の時から、妊娠、出産というイベントはとても神秘的なものであり、そこから「胎盤には不思議な力がある」というような認識を持つに至ったのではないか?
そして、それを生薬として自分の体内に取り込めば、自分にもその不思議な力・・・いわば生命力みたいな力が備わると考えたのではないか?
ああ、それは一般的な考え方だよな? まあただの推測、推察、類推・・みたいなもんだけど(笑)
神秘的な物事(妊娠、出産)を観察して、いわば迷信的な思考、呪術的考えから、胎盤を食べることを思いついたという説だな。
ところが、それがホンモノの科学の知見と結果的には一致しているところが驚異的なんだよな。。
ええ、そうなんです。そこが重要。古来からの言い伝えには実は科学的な裏付けがあった・・・
それはなぜなのか?
つづく
なぜ現代において「ヒトの胎盤エキス」を医薬品として再発明したのか?
現在、ヒト由来の胎盤エキスがサプリメントとして流通しています。それが以下です。
上の商品は、メルスモン という製薬会社が製造している 「胎盤製剤」 のひとつです。位置づけとしては サプリメント ですね。メルスモンは医薬企業で、ウェブ情報は検索で得られます。
ヒト由来の胎盤エキスを使用した サプリメント やら、健康食品 も作っていますけれども、ちゃんと薬価収載されてる医薬品も製造してる企業です。
もう一つは、ラエンネック です。こちらも ヒト由来の胎盤エキス利用のサプリメントですね。
REPLA リプラ 馬プラセンタ ローヤルゼリー ブラッドオレンジエキス 厳選配合 大容量 90粒
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上はサプリメントとしての商品ですから、医薬品とは別カテゴリであることに注意してください。薬価収載されている「ラエンネック」の情報は以下です。
上のリンクを確認しますと、効能として「肝機能改善」 があるらしいです。ただし、副作用もいろいろあって、注射剤としての投与には注意が必要である旨が記されています。それに気になる点としては以下の記述があります。
薬物動態
本剤はヒト胎盤から生理活性成分を抽出したもので、本剤の主要な薬理作用は単一または数種の物質に特定することはできない。従って、本剤の薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)に関する評価は確立していない。
これね、つまり、「クスリとして使ってるけどキチンと評価されてるわけではない」 言い換えれば 「よく分かっていない」 と言ってるんですよ(笑)
どうです? 笑っちゃいませんか? ラエンネックを製造してる会社の正式名称は以下です。
なかなかストレートな社名ですね。(笑)んで、本題である、「どうして胎盤をクスリに使おうと考えたのか?」
僕が思うに・・・
ヒト由来のプラセンタが薬価収載されたのは意外に古くて、メルスモンの場合は1959年です。これらの情報はウィキにあります。
今回の記事では、その論理的帰結を 「その昔、堕天使たちから教えてもらった」 などという神話に帰結することはしませんが(笑) 現代科学でもハッキリ分かっていない「クスリとしての胎盤利用」というアイデアがどこから来たものなのか? とっても不思議に感じますね。
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