お気に入りのフリースジャケット、タバコの不注意で穴が開いちゃったんだよな。。
もう同じヤツは売ってないし、簡単に直るんなら直したいんだよね。
ああ、それよくあるよね。
私なんかもったいないと思うから直しちゃうよ?
でもさ、男なんて裁縫やらないじゃん?
やり方も分からないし、チマチマ直すのってなんかカッコ悪くね?
おっさんも新しいの買えばいいじゃん?
俺は貧乏性だから直すんだよ!
そうね、まあ元々の値段にもよるけど、直しと買い直しとどちらが安く上がるかとりあえず調べてみればいいんじゃない? あと、かける時間と手間も考えてね。
一応、直しの専門業者ってググればすぐ分かるので調べてみるのもいいかもですね。
お気に入りのフリースにタバコの穴が開いたときの対処法
先日、くわえタバコでパソコンしてたんです。んで目の前にあるカップに手を伸ばした瞬間、袖口にくわえたタバコの先っちょが直撃!
「やべえ!!」
と、手を振り払った瞬間、火種が飛んだ!!
「どこ? 先っちょはどこいった?」
焦って探すオレ氏。ほんの数秒後、胸元から焦げ臭い臭いが・・・
「うわ!」
なんと胸元でモクモクと燃えているではないか!!あわててもみ消して(熱さなど忘れていた)ほっと一息。穴の開いたフリースを見て、「はて、これどうしようか?」と考える。
そんなに高くもなかったフリースだけど、けっこう気に入ってたんだよね。んで、傷跡をじっくりと観察します。
損傷個所は一か所のみ。袖口はセーフで、穴が開いたのは胸元のみ。んで面積でいうと、ちょうどタバコと同じくらいの穴が開いている。
「これ、なんとかならんものか?」
さっそくググるオレ氏。フリース、タバコ、穴 というようにキーワード羅列で検索。すると似たような人が大勢いるようでたくさん関連結果が出てきました。
これまで知らなかったけど、衣服の補修ってけっこう需要があるみたいで、プロの補修屋もいる模様。それに衣類の補修用グッズもたくさんあるようで、衣類用接着剤とかあるみたいだし、なんとかなりそうな気がする。
問題は 補修用の生地。元の素材と同じような風合い、色合いのものでないと、穴は塞げたけど跡が目立つことになります。ここは妥協できません。
プロに言わせると、当て布といいますか、要するに「つぎはぎ」に使用する布は補修する服の目立たない箇所から少し拝借して活用するらしいのですね。
といわけで僕もそれらしき箇所がないか、いろいろチェックします。しかしこれがナイ。どこを見てもカツカツで、余裕のある個所なんてものは見つかりません。
というわけで、これまで一度も検索したことのない「生地」について調べることになります。
フリース生地といってもたくさん種類がありまして、調べようにもまず生地の呼び名が分かりません。そこで、フリース、生地 というキーワードで画像検索をかけます。
画像から自分のモノと一致する生地を探します。この結果、僕のフリースは「ボア」に近いものであることが判明。
一口にボアといっても、これがまた種類がある(笑)アルパカとかトイプードルとかw
まあ、値段は非常に安いので(30cm四方でたぶん1000円ぐらいか、しかしデカすぎだなw)どちらかを買えばたぶん合うと思います。色合いさえ間違えなければかなり目立たず補修できそう。
なぜ目立たないかって? それはボアの素材自体が境目が分かりにくいモノだからですよ。
補修の構想は以下の通り(笑)
- まずボアの毛先を短くカットした当て布を作る。
- カットした毛先は後で使うので取り置きしておく。
- 作成したアテ布を補修箇所裏側に衣類用接着材で固定。
- 最後に表側から取り置きしたカットされたボアの毛先を植毛する(接着する)
もう一つの方法は、最初から穴とぴったり同じサイズにカットしたボアを用意する。裏地に補強用生地を貼るのは同じで、表側の凹みに、カットしたボア生地を接着剤で埋め込むというやり方。
ボアっていうのは厚みがあるので、同じような見た目にするにはちょっと工夫しないとダメなんじゃないかと思います。
ただいま素材の準備中です。つづくw
おっさん 一人で手芸屋に生地を買いに行く
まあ人生初の体験だったんですが、手芸屋さんにひとりでボア生地を求めて行ってまいりました(笑)
通販でもよかったんだけど、時間があるついでに寄ってみたんですね。
正直めっちゃ居心地悪かったですぅ。それにぴったり合う同じ生地がない。せっかくなので少しだけ違う色合いの生地を買ってきました。
結果から言うと、補修は完了。んで結局買ってきた生地は外からは見えないところに使用。
どうしたかというと、首の真後ろの襟部分が二重になっていたので、そこを補修生地として少しカット。その通常ならタグなどが付いている箇所へ、色合いの違う生地を当てるというやり方。
外側にはまったく影響がないので着て見た感じではまったく分かりません。
やっぱり補修箇所は同じものじゃないと微妙に見た感じが違う。なので補修には元々の生地を使うという「伝統的方法」がもっとも良いという結果に。
まあ手芸屋の品ぞろえが良ければこんな苦労はせずに済んだんだろうと思いますがね(笑)
ちなみにボア生地の植毛(笑)なんてのはどうやっても無理っぽい。ただ単にボアの切りクズをくっつけたようになる(笑)
まあそれでも目立たなくはなるので、少しぐらいの焦げの時はやってみる価値はあると思います。
布補修用の接着剤
今回の穴あきフリースジャケットの補修に使用した布用接着剤は以下のものです。
これ、モノタロウで買ったんですけど、ホームセンターとかでも普通に買えると思います。同じメーカーのものはないかもしれませんが、似たような布用ボンドは簡単に手に入ります。
使用した感想は以下。
- 乾燥するとやや硬くなる。
- とはいっても、普通のボンドみたいなカチカチにはなりません。柔らかいんだけど、タッチした感触では、やはり違和感が残るといった感じ。これは仕方ないですね。
- 接着力は必要十分であり、洗濯してもぜんぜん平気。糸で縫い付ける必要はありません。十分に乾燥したあとは、強く引っ張ってもはがれません。
- シリコンヘッドっていうのは、ボンドが出てくる先っちょのこと。ここが柔らかくてヘラ状になっています。だから絞り出した後に、その先を使ってボンドを薄く延ばせるようになっています。
こういった接着剤を使った衣類の補修ってはじめてやってみたわけなんですが、注意点が一つ。
それは、ボア生地の接着は境目に注意ってこと。最初は「ボアはもじゃもじゃしてるから境目は自然と目だなくなるだろう」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
つまり、接着作業の際に、境界付近にボンドが付くと、非常にまずいということ。逆に目立つんです。
んで、これを避けるには、境界付近にはボンドを付けずに、面倒でも糸で当て布を止めたほうがいいんではないかということ。男子には経験がないので難しいかもしれないけれど。
かがり縫いというのかな? そういうテクニックで糸で止めるわけです。
これさえクリアできれば、かなり目立たなく補修できます。
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