ドリームシアター The Best of Times – Guitar Solo こういうの好きだな。

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ロックギターのひとつの完成形みたいなやつ。弾いてる人は誰か知らないけど。

ちょっと古すぎるかもしれませんが、今更ながらのヤツを。

まずは演奏動画を。

僕はこのギタリストがジョン・ペトルーシ本人かどうかもよく分からないんだけど、これサウンドとか良いですね。ほんとにいい音出してると感じます。

真空管アンプでゲインを上げていくとこんなサウンドになると思いますね。特にエフェクターなんか使わなくてもね。ハムバッキングPUのフロント側だと思いますが、音を伸ばすと自然と倍音が鳴ってくる感じ。

ジョン・ペトルーシ本人が何かのギタースクールで教えている動画を観たのですが、その時に使っていたギターアンプはメサブギーでした。

僕自身も メサブギーのマークⅢ のコンポーネントタイプを使っているのですが、確かにゲインを上げていくとこんな感じでハーモニクスが鳴ってきます。その昔、ラリーカールトンもブギーアンプを使っていて、その伸びやかなトーンに魅せられたものです。ギブソン ES-335 でロングトーンを鳴らすのですが、やっぱり自然と倍音が鳴ってきていい感じになるんですよね。

ピッキングハーモニクスの混ぜ方、使いどころもグッドです。指使いとかポジション、あと弦選択とか、こういうタイプのギターを弾く人にはすごく共感できる動画だと思います。

私見ですが、おそらく 1弦 よりも 2弦 における 張り(テンション)、音色の艶 が好きなんだろうと思いますね。ビブラートの掛けやすさも関係しているのかもしれません。

「あ、ここ こういうふうに弾くと気持ちいいんだよね」 みたいな。

おそらく完コピしている人は多いだろうけど、フィーリングを自分のものにするにはかなり弾きこまないと、こんな感じにはならないかもしれません。

右手のピッキングも参考になります。たとえばスイープピッキングの時の親指と人差し指の動き。弦にピックが当たる角度が昇りと下りじゃ違うのが分かります。サークルピッキングというのかどうかよく分かりませんけれど、滑らかな動きですね。ピッキングについてはベイビーメタルの神バンド、大村氏も同じようなことを言っていたような気がします。

つまり、肘を使ったピッキング(彼はエルボーピッキングと言っていた)ではなくて、ピックをつまんだ指先での動きを サークル(小さな円を描くように細かくピッキングする)というように表現していました。この動画ではエルボー的な動きもあるようですけどね。

個人的には、この曲はすごく計算されていて、コード進行も考え抜かれていると感じます。自身もギターを手に、曲の進行を確認しつつコード進行だけコピーしましたね。

こういうスタイルのギターはある意味 「確立されたスタイル」 で、真似をするのも比較的簡単であるかもしれません。「じゃ、おまえ弾けんのかよ?」 と言われればたぶんできないのだけれど。大事なことは 独創性 であって、真似できることが凄いってわけじゃない。言い訳みたいなものかもしれないけれど、真似を通り越して自分らしくギターを弾ければいいのではないかな。

ただ、個性を出すには難しいような気もします。ギターサウンド的にはどれも似たような感じになるので。違いを出すためにはやはり フレージング 、そしてなにより 世界観というか楽曲によるのかなぁと思う。

いわゆる 「ピロピロ系ギター 」 っていうのは、熱狂的ファンが多くいるのだろうけど、速く弾けばいいってもんじゃないということは分かってもらえると思います。

 追記 余談

しかし 良いギター使ってますね。見ただけで高そうっていう。フィンガーボードは多分エボニーでしょう。ボディもわりかし重そうだね。

これいくらするの? ディンキータイプ のエレキ欲しいなぁって前から思ってるんだけど、24フレットまで打ってあるヤツね。え? 呼び方間違ってるって?

上のURLが、このギターのサイトらしいです。日本には代理店なさそう。

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