お金が欲しい! もっともっと収入が欲しい!! 労働者的思考と経営者的思考

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人はなぜ就職や転職に関心が高いのか?

おっさん、なに当たり前なこと書いてんだょ?

みんな高収入で安定した仕事がしたいって思うのは当然だろ?

そうね。だから学業を頑張ったり、スキルを磨くために自費で勉強したりしてるんじゃないの?

 

はい、その通りだと思います。

しかし、ほとんどの方は、ぶっちゃけ仕事がしたいというよりも、収入を得るために仕事をしている、仕方なくやってるんじゃないかと思います。

これには異論があるのは承知しています。

「この仕事が好き」 「オレの仕事は社会に役立ってるんだ」

という方も現実には存在する。しかしながら、その仕事が生活ができないほど低収入だったらどうするの?

やはり生活レベルを維持するために 「しかたなく働く」 のではありませんか? つまり、僕が言いたいのは、

 

すべての人は生活するために働いているといっても過言ではない! ということですよ。

 

だから、収入面において、より有利になるように 「あっち行ったり、こっち行ったり」 するわけ。

言い換えれば、「自分という商品をより高く買ってくれるところへ」 という態度です。

もっとヒドい言い方をすると、お金と引き換えに自分を売る といってもいい。

日本の社会階層からいうと、ほとんどの方が人に雇われる形での労働者であり、もっとも構成員が多いのもこのランクであることは明らかです。

立派な身なりをしたサラリーマンだって、経営陣でもない限り 「ただの労働者」 です。

顔を真っ赤にして怒るかもしれないけど、一流大学を出て一流企業で働いていても、その社会的評価を作り上げたのは 「あなたではない」

労働者から経営者に

僕自身のことを書くと、その昔は 「バリバリの労働者」 でしたw

仕事内容については書けませんけれども、元々ミュージシャン、ギタリストになりたかったので、生活のために肉体労働も嫌がらずにやりました。

同世代のやつらが上を目指して就活している時もね。

当時の僕は思想的にはガッチガチの共産党系だったと思いますw いわゆる労働組合の幹部みたいなとかね。そっち系の思想を持った、いわゆる反体制派ですよ。

ロック少年だったから、そういう階級闘争の話には少なからず関心があったっていうのもあります。

簡単に言っちゃえば 「落ちこぼれ」 「はぐれもの」 かっこよく言えば 「アウトサイダー」 ですよ。

勉強は嫌いじゃなかったけど、当時の僕は性格的にとんがっていたのでw 必然的にインサイドからははずれて、脇道にそれていくことになります。

そういうわけで社会の底辺、すなわち 日雇い、ドン底の生活、現場の吹き溜まりにいるクソみたいな連中、いわゆるクズの生きざま というものもたくさん見てきましたし、いわゆる「世間ずれ」した 「大人世界のいやらしさ、矛盾」 にも悩まされつつ生きていたわけです。

そういう環境がイヤで、いったんは飛び出しても、やはり生活のためには働かざるを得ず、当時は、「もはや自分を受け入れてくれるところはナイ」というような切羽詰まった感覚がありました。

ところでモリエールの人間嫌いという戯曲を知っていますか?

主人公が世の中の欺瞞を目の当たりにし、次第に人間嫌いになっていくという作品なのですが、知らなかったら是非読んでみてください。

僕は、人間関係がズタズタで、めちゃめちゃ疲れ果てていた時期にこれを読みました。

面白いょ。

 

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さて、追い込まれていた僕ですが、これがひょんなことから、経営者になったわけで、今現在は経営者側の人です。自身の詳しい経歴は語れないけれども、経営者という立場になってからは考え方もガラリと180度転向しました。

好んで転向したわけではありませんが、やっぱり立ち位置が変わると

「世界が違ったように見える」

んですね。それと同時に考え方もやっぱり変わってきます。

社会主義的傾向から自由主義への傾倒といいますか、人権意識についても、不平等でいいのではないか? というように変化します。

「なんでもかんでも平等とかありえないだろ?」 とかね。

「人は生まれながらに平等って、おかしくねーか?」 とか。

人に使われる「労働者側」から、人を使う「経営者側」へ移ると、上に書いたような意識変化が自分のなかで起こるのは間違いないです。

まあ、平たく言うと「価値観」が変わる。残業という観念もなくなるし、休日といった観念もない。

これはあくまで経営者としての価値観であって、雇用されてる人に対して言ってるわけじゃない。あくまで経営者としての自分自身に対してです。

あと、年齢を重ねた結果かもしれませんが、大人の欺瞞も許せるようになりました。そうじゃないと、とても生きていけない世の中ですからねw

さて、仕事、働き方にもどって、最近の傾向を観察していますと、副業とか、あとフリーランスという働き方、生き方が目につきます。

これは言ってみれば、労働者思考から経営者思考への変化と見れます。受動的立場から能動的立場への変化ですね。

「がんばれば収入が増えるんだぞ!」 「好きに働いて、欲しいだけ収入を得られればいい」

こういった働き方に対する意識変化というのは、社会にとっては有益なことなんだろうなと思います。僕自身は労働闘争で消耗するなら、経営者側になることを選びます。

 

なぜなら、経営者視点での考え方というのは世の中に 「価値を生み出す」 からです。労働者視点の考え方では、世の中に価値あるものを生み出すことは不可能ですよ。

まとめ

「もっとお金が欲しいなら、迷わず経営者になれ」

これが僕の言いたいことです。必ずしも今の環境を変える必要はないけれども、感覚的にでもいいから経営者になってみないと分からないことっていうのはたくさんある。

これは一口では言い表せません。

人に使われていて文句や不満を言うよりも、一度、全責任を自分で負って、自分の看板ひっさげて商売やってみればいいんじゃないか。

そうすると誰にも文句言えないしね。色んな事が見えてくると思いますよ。

 

 

 

 

 

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