アーティキュレーションをコピーするのは本当に苦手だ。音楽フレーズのコピーの考え方

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アーティキュレーションってそもそも何なの?

 

アーティキュレーション(articulation)とは、音楽の演奏技法において、音の形を整え、音と音のつながりに様々な強弱や表情をつけることで旋律などを区分すること。 フレーズより短い単位で使われることが多い。 強弱法、スラー、スタッカート、レガートなどの記号やそれによる表現のことを指すこともある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アーティキュレーション_(音楽)

 

 

例えば好きなミュージシャン、ギタリストのアドリブフレーズなんかをコピーするときのことを想像してみてね。

あーそれ、こぶしみたいな歌い回しみたいなやつ?

そうね、音は合ってるけど、なんか聴こえ方が違うみたいな感じかな。

アーティキュレーションを完璧にコピーできればオリジナルにそっくりに聴こえると思うよ。

でもそれって意味あんの?

歌真似というか物まね大会やるわけじゃないし、自分でフレーズを分析できればいいんじゃね?

コピー学習にべつに決まりはないわ。

コピーは何かを得るためにやるのであって、完全コピーがゴールじゃないよ。

 

有名ギタリストのアーティキュレーションをコピーする意味はあるんだろうか?

僕は本当にコピーっていうのが苦手でして、これまで完全コピーってしてことありません。というかできないんですよ。

やろうと思ってもできない。指が動かないってときもありますが、微妙なニュアンスというか、いわゆる歌いまわしみたいなのがギターにもあって、そういうのをそっくりに真似するってのが本当に苦手。

フレーズ全体の流れ、構成とか音選びという点では完全に理解することはできる。速くて聴きとれないようなフレーズは速度を落として一音ずつ確認することも簡単ですからね。

ただ何ていうか、そのアーティストのクセというか、リズムの取り方であったり、アタックの付け方みたいなのをコピーするのがめんどくさくなっちゃって、「こんなの真似してなんか意味あるんだろうか?」 って思っちゃうんだな。

なんか呼吸の仕方まで指図されて息苦しくなっちゃう感じとでも言えばいいのか

だから、始めから「完全コピーするぞ!」っていう 「その気」 がないので、ますます苦手になるという感じ。

 

本当はそのアーティキュレーションまでコピーして、なおかつそこから得たアイデアを自分の中で消化して、オリジナルな歌い方みたいなのモノができればいいんだけど。

 

だれだれ風に聴こえるというのは、きっとコピーしてきた人たちのアーティキュレーションが影響してるんだろうと思う

やっぱり演奏にはこれまでコピーしてきたアーティストの影響ってのは確実に出ます。それは音の選び方だったり、フレーズの組み立て方、フレージングだったり、細かいアーティキュレーションだったりします。

これがいいか悪いか、どっち? っていうと、たぶん良い意味で捉えればいいんだろうと思います。しかし、これが行き過ぎると今度は 「あなたのオリジナルはどこ?」 というようになって悩んでしまうことにもなる。

結局のところ憧れのミュージシャンに恋焦がれてずーっとフォローしても、その人にはなれないんだから、もっと自分に向き合って自分の歌い方を考えた方がいいんじゃないかと思うのね。

 

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